装備品

ドラクエ11の装備品は「みぎて」「ひだりて」「アタマ」「からだ」「アクセ1」「アクセ2」というカテゴリに分かれています。ドラクエ9や10で存在した「からだ上」「からだ下」「ウデ」「足」はなくなり、やや簡略化されたようです。今作では、キャラクターごとに装備できるものは決められています。
それぞれは恐らく以下のような効果のあるものとなっています。※予想が含まれています。

カテゴリ 効果
みぎて 武器を装備する。片手で持てる武器ならばこちらのみ埋まる。
ひだりて 敵の攻撃をガードすることのある盾を装備する。両手剣のような両手持ち武器の場合はひだりても埋まる。
アタマ 頭にかぶる防具を装備する欄。守備力上昇のほか、付加効果があるものが多い。
からだ 胴体に装備する防具の欄。守備力が大幅に上昇する。
アクセ1 特殊な効果が発揮されるアクセサリーを装備できる欄その1。
アクセ2 特殊な効果が発揮されるアクセサリーを装備できる欄その2。

上の画像でも見て取れますが、「とりあえず装備」という項目があることが確認できます。
ここで「こうげきタイプ」という表示もあるため、このとりあえず装備というのは、現在所持している装備品の中からタイプ別で自動的に装備を選んで装着する機能だと思われます。

スキルパネル

キャラクターが特技や呪文、または能力値上昇効果を習得するためのシステムに「スキルパネル」が存在します。ドラクエ8以来、スキルポイントを振り分けるシステムはおなじみですが、単純に項目別に分かれていてそれにポイントを振り分け、一定値に達すると習得するというものでした。ドラクエ11でもポイントを振り分けるのは同じですが、視覚的に分かりやすいパネル形式になっているのが特徴。
ここでは簡易的な説明のみ。詳しくはスキルパネルへ。

レベルアップするとキャラクターは「スキルポイント」を獲得します。おそらくスキルポイントはステータスアップ効果のアイテムである「スキルのたね」を使うことでも獲得できます。スキルパネル上で習得したいスキルを選択して決定するとスキルポイントを消費してそのパネルの特技や呪文を習得することになります。

スキルパネルの形状はキャラクターごとに違っています。画像はシルビアとロウのもの。どのキャラクターもパネルの中央からスタートするのは同様。各キャラクターごとに装備できる武器は違っていて、習得する特技も当然違います。「片手剣」や「ムチ」などのようにパネルアイコンは武器別に区別されており、それぞれその武器の特技であることを表しているようです。そのパネルを習得するためには隣り合ったパネルを習得する必要があるようなので、どの方向にパネルを伸ばしていくかはプレイヤーに任されることになります。武器だけでなく主人公なら「剣神」、ベロニカなら「まどうしょ」、シルビアなら「きょくげい」のように専用カテゴリも存在するようです。
また、「?」マークになっているパネルは周囲のパネルを習得することで開放されるもので、秘密のスキルが隠されています。
スキルパネルでは各キャラがそれぞれ以下のようなものを習得。

  • 主人公:「ギガスラッシュ」「メタル斬り」「かえん斬り」
  • カミュ:「ぬすむ」「スライムブロウ」
  • ベロニカ:「魔力かくせい」
  • セーニャ:「炎の旋律」
  • シルビア:「かえん斬り」「スリープダガー」「ヴァイパーファング」「らせん打ち」「タップダンス」「ハッスルダンス」「みわくのふえ」
  • マルティナ「しんくうげり」
  • ロウ:「しんぴのさとり」

ゾーンとれんけい

ドラクエ8から続く「テンション」システムに代わるパワーアップシステム。それがドラクエ11で登場の新システムの「ゾーン」と「れんけい」。

戦闘中に敵から攻撃を受けることで発動することでキャラクターが青く光り「〜はゾーンにはいった!」と表示されます。ゾーンに入るとそのキャラクターは一時的に戦闘能力が上昇します。ゾーン状態は一定時間で終わりますが、終わらないうちは次の戦闘に持ち越すことも可能となっています。

そしてゾーンに入っているキャラのコマンドには「れんけい」が追加されます。
これはその名の通り仲間との連携攻撃を発動させるもの。2人、3人、4人での「れんけい」が存在し、強力な攻撃を繰り出すことができます。繰り出せる「れんけい」は習得している特技や呪文、ゾーンに入っている仲間の数で変化し、例えば以下のようなものが存在します。

  • 主人公+カミュで「はやぶさのまい」
  • 主人公+シルビアで「爆炎斬り」
  • シルビア+主人公+ロウで「ローズハリケーン」
  • マルティナ+ロウで「魔闘演舞」
  • パーティ全員で「ギガバースト」
  • 主人公+カミュで「シャドウアタック」
  • 主人公+カミュ+セーニャで「ビーストモード」
  • 主人公+シルビアで「ゆうしゃのまい」
  • 主人公+シルビアで「メラハリケーン」
  • 主人公+マルティナで「火炎ばらい」
  • マルティナ+ロウで「老いても元気」
  • 主人公+シルビア+マルティナで「スペクタクルショー」
  • ベロニカ+セーニャで「ラムダの祈り」
  • 「超暴走魔方陣」
  • 「大まどうしこうりん」
  • 「お宝ハンター」
  • 「聖なる祈り」
  • 「ミラクルゾーン」
  • 「超ミラクルゾーン」
  • 「黒炎陣」
  • 「賢者の証」

ゾーンとれんけいは味方だけでなく敵側も使ってくることがあります。この場合「〜と〜のモンスターれんけい!」とメッセージが表示されます。例えばレッドイーターとブルーイーターの組み合わせが使用してくるようです。
また、ゾーン状態は3ターンほど経過すると解除されるようです。

機種共通の戦闘システム

コマンド

戦闘システムはPS4、3DS共にドラクエではおなじみの「ターン制コマンドバトル」となっています。コマンドを選択し、その選択した行動を(恐らく「すばやさ」の値が高い順から)1ターンの中でキャラクターたちが順番に行うというもの。6つのコマンドから1つを選択してそのターンのキャラクターの行動を決定しますが、コマンドはそれぞれ以下のような効果があります。
※過去作から判断しての予想です。

コマンド 効果
こうげき 装備している武器を使っての通常攻撃を行う。威力はこうげき力に比例する。数倍の威力の会心の一撃が低確率で発生。
とくぎ 習得している特技を使用する。特技に応じて決められたMPを消費する。
じゅもん 習得している呪文を使用する。呪文に応じて決められたMPを消費する。
どうぐ 所持している道具を選択して使用する。
ぼうぎょ そのターンは防御をし、敵からのダメージを軽減する。
そうび 装備を変更する。この行動は恐らくターンは消費しない。

さくせん

6つのコマンド以外に、戦闘中に「さくせん」を変更することもできます。「めいれいさせろ」にした場合、そのキャラクターの行動はプレイヤーが選ぶことになりますが、それ以外ではその作戦に従った方針で自動的にAI行動します。ドラクエ11は主人公の行動もAI行動にすることができるのが特徴。詳しくは作戦へ。

作戦名 行動の方針
ガンガンいこうぜ MPを気にせず全力で特技呪文を使って攻撃する。
バッチリがんばれ 最もバランスの良い作戦。MPを適度に使い、回復も適度に行う。
いろいろやろうぜ 様々な行動を行うようになる。
MPつかうな MPを使う行動は一切行わない。
いのちだいじに HPにある程度余裕がある場合でも回復呪文、特技を使い戦闘不能にならないようにする。回復役向けの策戦。
めいれいさせろ キャラクターの行動はプレイヤー自身が選択する。

PS4版の戦闘システム

PS4版には2つのゲームモードが存在し、どちらかを選択することになります。

画面右にはキャラクターの情報が表示されています。HPは体力で、0になると戦闘不能になります。MPは呪文や特技を使用するために必要です。レベルはモンスターを倒すことで経験値を獲得して上昇し、同時にHPやMPも上昇します。

キャラクターの行動を選択する時には画面左下にこのようなコマンドウィンドウが表示されます。通常攻撃を行う「こうげき」、特技を使う「とくぎ」、呪文を使う「じゅもん」、持っているアイテムを使う「どうぐ」、次のターンまで受けるダメージを軽減する「ぼうぎょ」、装備を変更する「そうび」があります。△ボタンを押すことで作戦の選択もできるようです。

敵とのバトルは敵と接触すると開始される「シンボルエンカウント方式」で、これは3DS版の3Dモードと同じです。
そしてPS4版の最大の特徴は2つのゲームモードから選択するということ。「オートカメラバトル」と「フリー移動バトル」の2種類が存在します。オートカメラバトルではキャラクターが行動するとそれに応じて臨場感のあるカメラワークがなされるもので、おそらくこれはドラクエ8と同じような形式のもの。画像のように、ボストロールが攻撃を仕掛ける時はカメラがアオリ気味になって迫力を演出したりするようです。

「フリー移動バトル」は戦闘中に自由に移動できるようで、敵の背後に回ったりもすることができるようです。戦闘中に移動できるのはドラクエナンバリングだとドラクエ10のみなので、ドラクエ10を好んでいるユーザー向けを意識したものなのかもしれません。2つのモードの詳細な違いは公式サイトにも掲載されていませんが、どちらのモードを選んでも戦闘システム自体が変わることは恐らくないようです。

ドラクエ11のエンカウントは敵と接触することで戦闘が発生する「シンボルエンカウント」方式ですが、敵シンボルに向かって武器を振ることが可能なようで、これが成功すると先制攻撃が発生するようです。これは敵にある程度ダメージが入った状態で戦闘が開始される、「先制ダメージ」の恩恵を受けられるというもの。敵に近づくと敵の頭上にアイコンが表示され、ここでボタンを押すと主人公が敵に向かって武器を振り、ダメージを与えつつ戦闘に入る仕組みです。

3DS版の戦闘システム

3DS版では2Dモードと3Dモードのどちらかを選択してプレイすることになりますが、その選択によりそのままバトルの見た目も変化します。どちらを選んでも戦闘システム自体は変わらず、コマンド選択式のターン制バトルです。

2Dモードではドラクエ6以前のようなドット絵で描写されたモンスターとの戦いとなります。2Dモードの場合は一人称視点で、味方側のグラフィックが表示されることはないようです。また、エンカウントはドラクエ8以前と同じランダムエンカウント方式のようで、フィールドやダンジョンを移動中に演出が入り、戦闘画面へと切り替わります。PS4版、3DS版の2Dモード、3DS版の3Dモードの中で、この3DS版の2Dモードだけがランダムエンカウントとなるようです。また、PS4版と3DS版の3Dモードだとフィールドで敵シンボルに向かって武器を振ることで「先制攻撃」が発生するようですが、ランダムエンカウント方式の2Dモードの場合はこれと同じようなシステムが存在するかどうか、今のところ不明。

3Dモードでは3Dで描写された敵モンスター、それに味方パーティーが表示された状態で戦闘が行われます。ナンバリング過去作で見た目が最も近いのはリメイク版のドラクエ7。頭身の低いデフォルメされた味方と敵が向かい合ってアクションを行う演出が行われます。エンカウント方式はシンボルエンカウント方式で、フィールドやダンジョンで敵シンボルと接触すると戦闘画面へと切り替わるようです。また、PS4版と同じく、3DS版の3Dモードだとフィールド上で武器を振って敵シンボルに攻撃を仕掛けることができるようで、この場合はPS4版と同じく敵に「先制ダメージ」が入った状態での戦闘が発生するようです。

町やフィールドやダンジョン

町が世界各所に存在します。人々と話をして情報収集をしたり、店で道具や武器を買ったり、困っている人々(色のついたアイコンが表示されている)に話してクエストを受注したりと、過去作で行えたような様々な要素がドラクエ11にも存在するようです。

フィールド

町の外には広大なフィールドが広がっています。今回は昼と夜の要素もあり、時間経過で切り替わるようです。夜しか出現しないモンスターなどもいます。

ドラクエ9、ドラクエ10のようにフィールド上にはキラキラ光るスポットがあり、ここを調べると鉱石や果実など様々な素材が入手できるようです。

ドラクエ11で初登場となる乗り物として「馬」があります。歩くよりも高速で移動が可能。PS4の場合、レベルが低い敵モンスターシンボルに馬に乗った状態でぶつかると吹き飛ばして戦闘を回避することができるようです。

ダンジョン

世界各地には様々なダンジョンも存在します。火山や遺跡など、多様な種類がが存在します。ダンジョン内では謎解きを行い先へ進むなどの仕掛けも用意されています。

キャンプ

ドラクエ11での新システムに「キャンプ」があります。これはフィールド上に存在するたき火後で行うことができるもので、冒険の書に記録をしたり、休んだり、仲間と話して旅の目的を確認したり、旅の商人から買い物をしたり、ふしぎな鍛冶を行えたり、馬を呼んだりできます。

モンスター搭乗システム

ドラクエ11での新システムに「モンスターに乗ることができる」というものがあります。
特定の敵を倒すとそのモンスターに乗ることができるようになることがあり、歩いては行けない場所へと移動することができるというもの。
例えば以下のような搭乗可能モンスターがいます。「乗り物に乗っている敵モンスター」を倒すことでその乗り物を奪って乗ることが可能に。

  • 「ドラゴンライダー」を倒すとライダーが乗っていた青いドラゴンに乗り、大空を飛ぶことができる。
  • 「スカルライダー」を倒すとライダーが乗っていた四足歩行の骨のドラゴンに乗り、崖やダンジョンの壁を垂直に登ることができる。
  • 「ビーライダー」を倒すとライダーが乗っていたハチのような昆虫モンスターに乗り、低空飛行で飛ぶことができる。
  • 「パールモービル」を倒すとマシンを奪って乗ることができ、大ジャンプして高台に登ることができる。
  • 「バロンナイト」を倒すとマシンを奪って乗ることができ、道の上にある邪魔な岩を破壊することができる。

ふしぎな鍛冶

過去作で装備品を作り出すシステムとしてドラクエ8、9での錬金釜、ドラクエ10での職人システムがありましたが、ドラクエ11での武器を生み出すシステムは「ふしぎな鍛冶」というシステムとして存在します。ふしぎな鍛冶で行えるのは「装備品を作り出す」ことと、「作り出した装備品を強化すること」となっています。ふしぎな鍛冶について詳しくはふしぎな鍛冶ページへ。

「ふしぎな鍛冶」を行えるのは、フィールド上にあるキャンプ地です。装備品を作り出すためには「レシピ」を入手する必要があります。これは過去作同様、本棚などから入手できます。レシピに記載されている「素材」を集める必要もあります。素材はフィールド上のキラキラなどで例えば「てっこうせき」などが入手できます。

ふしぎな鍛冶を開始すると、地金を叩いてゲージを伸ばしていきます。この時、鍛冶用の「特技」を使用することができます。これは「集中力」を消費し、集中力の値が許す限りで使うことができるようです。「上下打ち」「てかげん打ち」「2連打ち」「火力上げ」「4連打ち」というような特技があります。
鍛冶中にはゲージが表示されていて、「くわしくみる」を選択すると今の地金の状態を確認できます。ゲージの中央で止めて鍛冶を完了すると「大成功」となります。大成功になった場合は装備品の名称の後に「+」がついてより強化されます。「+1」「+2」というように数値により強化具合が分かるようになっています。

「うちなおし」による強化もできます。これはすでに所持している装備品を強化するもの。うちなおしを行うには「うちなおしの宝珠」が必要になります。宝珠はふしぎな鍛冶を成功させることで入手できる仕組み。装備品ごとに必要な宝珠の数は違ってきます。うちなおしに失敗しても装備品は消えません。

縛りプレイ

2017/5/27に行われた大阪のドラクエ11カウントダウンカーニバルで明らかになった要素。
ゲームを開始するとき、4つ存在する「縛り」を選択して、制限プレイを行える上級者向け機能。4つのうち1つは「買い物ができなくなる」というもののようですが、他3つは不明。
縛りは4つ同時に行うこともできるようです。また、途中で降参して縛りを解除することもできるようです。

旅の寄り道

冒険において必ず行う必要はない要素がいくつかあります。これらの要素をやり込めば強力な装備品などを入手することができます。

ウマレース

馬に乗って行うレース。障害物を避けながら一位を目指します。

カジノ

ドラクエではおなじみのカジノ。スロット、ポーカー、ルーレットなどのゲームを行うことができます。

クエスト

ドラクエ9から存在する要素。通常とは違う色のアイコンが表示されている人物と話すと何らかの頼みごとをされます。これを叶えてやるとお礼の品が入手できます。

ちいさなメダル

ドラクエ4からずっと存在するおなじみの要素。各地にあるちいさなメダルを集めて特定の人物に持って行くと景品と交換してくれます。メダルを集めている人物としてドラクエ歴代では「メダル王」が代表的ですが、ドラクエ11では「メダル女学院」という学校にいる「メダル校長」にメダルを届けることになるようです。

すれちがい通信

3DS版のドラクエ11ではすれちがい通信を利用した要素が存在します。
ヨッチ族と出会って「時渡りの迷宮」へと挑むことになります。

すれちがい通信では発見したヨッチ族を1体選んで交換する形になります。
すれちがい通信に関してはすれちがい通信時渡りの迷宮冒険の書の合言葉を参照。

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