標的とするモンスターの優先順位

モンスターは多数存在しますが、複数の種類が出現した場合に狙うべき優先順位はそのモンスターが行う行動でおおまかに分けることができます。例えば以下のようになります。

モンスターの行動 解説
蘇生 ザオラル、ザオリク、メガザル等。他のモンスターを復活させるので最初に倒さないと無駄になるため必ず最初に狙う必要がある。
即死攻撃 ザキ、ザラキ、ザラキーマ、メガンテ等。一撃即死の効果はほとんどが全体に効果が及ぶものになっているので、使われれば高確率で4人のうち1人は死亡してしまう。
痛恨の一撃 痛恨の一撃は通常攻撃の3倍以上のダメージを受ける。さらにもともとの攻撃力が高い敵が使う傾向にあるため、実質的に即死攻撃に近い。蘇生手段が少ない序中盤は特に脅威。
仲間を呼ぶ 仲間を呼ぶモンスターは色々いるが、特に呼ぶモンスターが自分と同じ種を呼ぶ場合はどんどん連鎖的に呼ぶことになるので優先して倒す必要がある。
全体攻撃 全体攻撃は4人全員に及ぶため、単体攻撃と比べると受ける総合ダメージが数倍に。全滅の危険性が高いだけでなく回復のためのMPも多く必要になるので長いダンジョン内部などでは特に優先すべき。

回復をAI操作に任せる

これは3DS版のみのものです。
戦闘で「めいれいさせろ」以外の作戦にしている場合はAIがその状況に合わせて行動するようになりますが、行動を決めるのは「そのキャラの行動順が回ってきた時点の状況に合わせて」となります。対して「めいれいさせろ」でプレイヤーが決定する場合はターンでの展開を完全に予測することはできず、素早さを参考にして行動順を予測した上で決めるしかなくなります。しかしドラクエでは絶対に素早さが高い順に行動するというわけではなく、ムラが生まれます。予測が外れると、特に回復に関してのミスは致命的になることがあります。

よって、回復に関しては「めいれいさせろ」ではなく回復呪文を使えるセーニャなどの作戦を「いのちをだいじに」にして任せるとめいれいさせろにするよりも安定します。このあたりの戦略は下記の「すばやさに差をつける」ことにも気を付けるとより有効になります。

素早さはパーティ内で差をつけるようにする

ターン制バトルのドラクエでは「すばやさ」が高いキャラクターから行動するようになっていますが、よほど極端に差がない限りは絶対に早く行動するということはありません。例えば素早さが50と40の場合、もちろん50の方が早く行動することが多いですが、「多い」だけであり絶対ではありません。40のキャラの方が50のキャラよりも早く行動することも頻繁にあります。そのため、「めいれいさせろ」で行動をプレイヤーが決める場合は素早さが近いキャラばかりだと戦略を立てにくくなることになります。

例えば素早さが50のキャラがバイキルトを素早さ40のキャラに使う場合、「バイキルトがかかってから攻撃を行う」ことを期待するわけですが、逆になってしまうことも多々あります。
しかし素早さに大きな差をつけるほどにこういった不確定性は少なくなっていきます。素早さが100のキャラが50のキャラにバイキルトを使うのならばこういった事はほぼ起きなくなってくるので戦略を立てやすくなります。素早さが低いことは必ずしも欠点ではありません。

よって、パーティ内での素早さは装備品であえて差をつけるように調整するのが有効。すばやさを上げる装備品としては「はやてのリング」や「ほしふるうでわ」があります。素早さが低いキャラを高くするために装備させるのではなく、高いキャラをさらに高くして不確定性を無くす、という視点も特にボス戦では重要です。
敵の素早さや行動も戦略には関係するので一概には言えませんが、例えば全体回復を使えるキャラクター(AI操作)の素早さをわざと遅いままにすれば、全体攻撃を受けた後にターンの最後で全体回復を行ってくれるようになります。

全体回復で控えキャラを回復させる

ベホマラー、ベホマズン、ハッスルダンス(3DS版限定)、それに道具の「けんじゃの石」は味方全体のHPを回復させる効果があるものですが、現在戦闘に参加しているキャラだけでなく、控えに回っているキャラのHPまでも回復するという性質があります。HPが危なくなったら控えに回し、その状態で参戦キャラが全体回復を使えば安全な状態でHPを回復させることができることになります。ハッスルダンスはPS4版だと参戦キャラのみ回復です。
終盤、手強いボスとの戦いにおいてはこの性質を利用するのは最も基本的な戦法の1つになります。HPが危険になったら死なないうちに交代し、全体回復を使ってHPを全快させてから再び参戦、というのを繰り返すようにすれば全滅する確率は大幅に下がります。

強敵前には全員をゾーン状態にする

ゾーン状態になるとキャラの能力がアップしれんけい技も使えるようになります。ゾーンとれんけいを参照。
ゾーンは効果が切れるまで戦闘間で持ち越しが可能。強敵相手には全員をゾーン状態にした上で挑むようにすると先制で強力なれんけい技を繰り出せるため、勝率が格段に上がります。全員をゾーン状態にする方法は、通常モンスター戦でゾーンに入るまで防御し続ければOK。ゾーンに入ったキャラは入れ替えて別のキャラにして繰り返します。
特に強敵相手で使いやすいれんけい技は以下。

れんけい技 特徴
ユグノアの子守歌 主人公がレベル35でラリホーマ習得で使えるように。とロウがゾーン状態でロウが使用可能。非常に高い確率で敵を眠らせるというもので、ボス格の敵にすら高確率で通じる。眠り状態になったら物理攻撃をしない限りはしばらく起きないため、最初にこれを使ってさらに他のれんけい技を叩き込むのが有効。
クロスマダンテ ベロニカとセーニャでどちらでも使える。終盤のイベントで習得。MPを全て消費するものの、使えるようになった段階ですら2000ほどのダメージをたたき出す。2人れんけい技としては破格の威力なので、MP全消費というデメリットを補って余りある。ボス戦だけでなく、連武討魔行でも大活躍できるれんけい技。
ギガバースト 主人公+誰でも3人がゾーン状態で主人公が使える。4人で行う強力な攻撃で、他とは段違いの威力。全員をゾーン状態にすればこれを使った上でさらにベロニカとセーニャのクロスマダンテも使えるため、合計ダメージ3000〜4000以上は確定する。これだけダメージを与えてしまえば大抵の場合はほとんど勝ったも同然になる。4人揃った時点で最初から使えるため序盤から使えるのも強み。ただし雷属性に耐性がある敵には軽減されてしまう。
聖竜の守り 主人公がベホマズンを習得している必要があるが、主人公+誰でも3人で使えるれんけい。数ターンの間全員が無敵状態になるというもの。全員が敵の攻撃を気にせず全力で数ターン攻撃できるということになるため、ギガバーストが通じにくい敵にはこちらを使うと良い。
ビーストモード 主人公+カミュ+セーニャで使用可能。カミュの全能力上昇&数ターンの間二回行動というもの。特に終盤になるとカミュが「二刀の極意」を習得できるので、ぶんしんを使ってのはやぶさ斬り、あるいはデュアルブレイカーなどと組み合わせると超強力。1ターンで数千のダメージをたたき出す状態を数ターン維持できるためボスでさえ瞬殺できる。

強敵前には聖者の証や聖騎士の証も使う

上の「強敵相手には全員をゾーン状態にする」というものをさらに補強して勝率を上げるための戦術。「聖者の証」と「聖騎士の証」というれんけい技を使うと言う方法。

主人公+セーニャ&ロウで使うことができる「聖者の証」は「一度だけセーニャが聖者の詩という特技を使える」という性質。これは死者を全て復活させつつ全体のHPも回復させるという、メガザルの簡易版のような性能。

主人公+セーニャ+グレイグで使うことができる「聖騎士の証」というれんけい技は、「一度だけグレイグがパラディンガードという特技を使える」という性質。
パラディンガードは使用すると数ターンの間グレイグが狙われやすくなり、さらに狙われた場合は攻撃を完全無効化するというもの。物理攻撃でも呪文でも何でもダメージ無効化します。

この2つのれんけいの強みは、「一度だけ使える」というのが聖者の証、聖騎士の証を使った戦闘の中でということではなく、使うまではずっと使用権利が維持されるということ。つまりこれもゾーン状態同様にあらかじめ強敵前に使っておけば戦闘開始直後の展開が飛躍的に楽になります。セーニャは全回復の切り札を取っておけるし、グレイグが攻撃を無効化してくれるので他のキャラは存分にバイキルトでの強化などを行うことができるということ。
ただしパラディンガード状態はいてつく波動で無効化されてしまいます。しかしそれでも1、2ターンくらいは攻撃を引き受けて無効化してくれるのは間違いがないので、どの強敵相手にも非常に有効。
あらかじめ聖者の証や聖騎士の証を使っておき、さらにその後に全員をゾーン状態にした上で挑めばボスも怖くありません。

うちなおしはレシピ関係なし

ふしぎな鍛冶レシピブックを入手した装備品を作り出すことができるというものですが、新たに作るだけではなく、すでに作成したものを「うちなおし」して、+1、+2、+3の性能があるものを作り出すことも可能です。
このうちなおしに関しては装備品ごとに決められた数の「うちなおしの宝珠」さえ所持していればレシピブックは関係なく行うことができます。うちなおしの宝珠はメダル女学園で1つ100Gで無制限に購入もできます。
このことから、ふしぎな鍛冶でわざわざ新しいものを生み出そうとしなくても、購入した、あるいは宝箱などから入手した装備品をうちなおしにより強化することで装備を強化できます。強力な装備を入手したらどんどんうちなおしをして、さらに強力にしていきましょう。

けんじゃの石を入手する

クエストで入手できる報酬は基本的にはどれもゲームを進める上で劇的に楽になるようなものはありませんが、1つだけ、「けんじゃの石」だけは別格。
これは使用すると仲間全員のHPを100強回復するというもので、戦闘中に無制限に使えるドラクエではおなじみのお役立ちアイテム。ベホマラーやハッスルダンス(3DS版のみ)も同様ですが、控えにいるキャラのHPも回復します。
一度パーティが離散した後、ストーリー後半(ゲームクリア後ではない)のダーハルーネの町のクエスト「けんじゃの石の行方」で入手できます。報酬ではありませんが、このクエストではけんじゃの石を入手すること自体が目的で、そのまま入手できます。
このクエストは行えるようになったらすぐに行いましょう。けんじゃの石があるのとないのとでは終盤の難易度が全く変わってきます。

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