ドラクエシリーズの人気作品は?

ドラクエ11発売&ドラクエ30周年記念第1弾。
30年もの歴史を積み上げてきたドラクエシリーズ。ナンバリングの1〜10だけでなく、外伝作品も数多く生まれてきた。
その中で、ずばり、ドラクエシリーズで人気作品は何なのか?その調査をしてみた。
売り上げや、ネット上での人気の度合いを調べた。調査対象は「googleでの検索回数」。2014年の7月〜2015年の6月までを対象期間とする。
それ以外、以下のような条件であるので注意。

  • スマホ版などはデータが明らかでないため、売り上げはゲーム機で発売されたものに限る。
  • 検索データはグーグルのキーワードプランナーにて調査。

各作品売り上げ

※売り上げデータは日本国内限定の売り上げ、数値はウィキペディアより。アプリ版やスマホ版、それにPSやPS2での廉価版などは含まれていない。あくまで通常版、かつ「ゲーム機」で発売されたものに限っている。SFC版、GB版1・2やWii版の1・2・3同梱は1〜3それぞれの売り上げをそのままの数字でそれぞれに含めている。 ドラクエ10に関しては2013年末のデータということで、その後何度も追加ディスクも発売されているため、100万より随分多いはず。

作品 FC SFC GB PS PS2 DS 3DS Wii Wii U 合計
ドラゴンクエスト1 150万 120万 76万 40万 386万
ドラゴンクエスト2
悪霊の神々
241万 477万
ドラゴンクエスト3
そして伝説へ
380万 140万 75万 635万
ドラゴンクエスト4
導かれし者たち
304万 117万 127万 548万
ドラゴンクエスト5
天空の花嫁
280万 161万 123万 564万
ドラゴンクエスト6
幻の大地
320万 135万 555万
ドラゴンクエスト7
エデンの戦士たち
417万 125万 542万
ドラゴンクエスト8
空と海と大地と呪われし姫君
370万 370万
ドラゴンクエスト9
星空の守り人
437万
(廉価含む)
437万
ドラゴンクエスト10
目覚めし5つの種族
100万 100万

調査結果

この調査は、それぞれ表の一番左にある「検索ワード」で検索した場合のものである。例えば「ドラクエ3 性格」などといった複合のものは除外しているため、月間としては検索数が少ないものに。また、ツールのデータはそれほど厳密でないため、同じ数値になっている月が多数あることも留意。

ナンバリングタイトル

「ドラクエ○」で検索した場合
検索ワード 2014/07 2014/08 2014/09 2014/10 2014/11 2014/12 2015/01 2015/02 2015/03 2015/04 2015/05 2015/06
ドラクエ1 8100 6600 6600 6600 6600 12100 8100 8100 8100 6600 6600 5400
ドラクエ2 49500 22200 18100 18100 14800 22200 27100 18100 14800 12100 14800 9900
ドラクエ3 22200 27100 60500 90500 60500 90500 74000 49500 49500 40500 40500 33100
ドラクエ4 60500 60500 49500 49500 60500 90500 74000 49500 60500 40500 40500 33100
ドラクエ5 49500 49500 49500 49500 49500 301000 246000 165000 165000 110000 90500 74000
ドラクエ6 40500 49500 40500 40500 40500 74000 74000 60500 60500 49500 49500 165000
ドラクエ7 74000 74000 74000 60500 60500 90500 90500 60500 74000 60500 60500 60500
ドラクエ8 90500 90500 135000 110000 90500 165000 135000 110000 110000 60500 165000 110000
ドラクエ9 40500 40500 40500 40500 40500 60500 49500 49500 49500 33100 40500 33100
ドラクエ10 1500000 1500000 1500000 1500000 1500000 1500000 1500000 1220000 1500000 1220000 1500000 1220000
ドラクエ11 14800 14800 22200 14800 14800 22200 18100 22200 22200 18100 22200 22200
「ドラゴンクエスト○」で検索した場合
検索ワード 2014/07 2014/08 2014/09 2014/10 2014/11 2014/12 2015/01 2015/02 2015/03 2015/04 2015/05 2015/06
ドラゴンクエスト1 2400 1900 1900 1900 1900 3600 2400 2400 2400 1900 2400 1600
ドラゴンクエスト2 12100 6600 5400 4400 3600 5400 5400 3600 4400 3600 3600 2900
ドラゴンクエスト3 6600 6600 14800 18100 12100 18100 14800 9900 12100 8100 9900 6600
ドラゴンクエスト4 9900 9900 8100 8100 9900 14800 9900 8100 9900 6600 6600 5400
ドラゴンクエスト5 8100 8100 8100 9900 12100 60500 33100 22200 27100 18100 14800 12100
ドラゴンクエスト6 8100 8100 8100 8100 8100 14800 12100 9900 12100 8100 8100 22200
ドラゴンクエスト7 12100 14800 12100 12100 9900 18100 14800 12100 14800 12100 14800 12100
ドラゴンクエスト8 9900 12100 18100 14800 14800 27100 18100 18100 18100 14800 60500 27100
ドラゴンクエスト9 9900 9900 9900 8100 8100 14800 9900 9900 9900 8100 9900 8100
ドラゴンクエスト10 90500 110000 135000 90500 90500 110000 90500 74000 90500 90500 90500 74000

まとめ

見れば分かるとおり、ネットでの検索という括りで見た場合、単純なゲームソフトの売り上げでは間違いなく最下位であるはずのドラクエ10が1位。
単なる「ドラクエ10」のワードだけで月間150万超となっている。明確な終わりのないオンラインゲーム、絶えずコンテンツが追加されるための結果というわけだろうが、それにしてもぶっちぎりな数値だ。
1と2はリメイク含めても流石にレトロゲームであるためか低い数値となっている。しかし同じ時代に生まれているドラクエ3は根強い人気からか、1や2とは大きく水を開けている。ドラクエ2の2014年7月の値が高いのは、14年6月にスマホ版が発売されているのが原因と思われる。
後は、2012年12月に3DS版が発売された7、それに2004年発売のドラクエ8が一つ抜けて高くなっている。ドラクエ8は発売から10年以上経っていてもかなりの人気を保っていることが伺え、3DS版が発表された2015年5月にはさらに増加している。
ドラクエ4〜6、それに9に関しては大きな差はなく横並び。天空シリーズ3部作はそれぞれ同等の人気があるということだろうか?ドラクエ5が2014年12月に大幅に上がっているのはスマホ版発売のため。2015年6月のドラクエ6が高いのも、6月にスマホ版が出たため。
ドラクエ9だが、DSによるすれちがい通信や配信クエストなどがゲーム中で大きな割合を占め、「水もの」な要素が強いためか、最近に発売されたものとしてはユーザーの関心が低いことが分かる。

総評として、リアルタイムなユーザーの関心度は完全にオンラインであるドラクエ10一強。これはきっとこれからもずっと、ドラクエ11、あるいはモンスターズの新作が発売するまで変わらないだろう。そしてスマホ版、リメイク版の発売といった検索回数の起爆剤となる要因を除けば、レトロなドラクエ1、2以外のドラクエのナンバリングはそれほど差のない人気を維持している、ということになりそう。ただし、その中でも8がやや人気高く、9に関しては、リメイクなどがされていないとはいえ、6年前と比較的最近の作品でありながら、他に見劣りする。

攻略チャート

各種データ

PS4・3DS固有の要素

寄り道コンテンツ

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