ダメージを考察してみる

各キャラクターでどの特技、呪文のダメージが大きいのか?というのを考察してみるページ。
ドラクエ11では1人のキャラが同じタイプの物理攻撃特技を習得することができるためにどの特技がより強いのかが把握しにくく、スキル習得で迷う要因となるため、それぞれの特技や呪文の威力を検証、比較してみます。
なお、ここでの検証は基本的に、「ちからのたね」などのステータスアップの種を全く使っていない、自然な状態でのものになっています。また、パーティはほぼレベルマックスでの最強状態で、守備力の低い弱い敵を相手にしての検証としているために、特に物理攻撃系の特技に関しては検証して出たダメージよりも実際は弱いものと考えてください。ゲーム終盤で戦うことになる敵に使った場合、ここで掲載しているほどのダメージはほとんど出ません。

主人公

検証結果

レベル99、攻撃力802、ちから455、攻撃魔力440でデルカダールの丘のズッキーニャを相手にしての検証。

MP 属性 スキル 威力が関係する能力 ダメージ
アルテマソード 48 - 剣神 ちから 約700
覇王斬 24 - - ちから 約360
つるぎのまい 8 - 剣神 攻撃力 約335×4
全身全霊斬り 16 - 両手剣 攻撃力 約1170
ギガデイン 48 ゆうしゃ 攻撃魔力 約800
ギガブレイク 32 剣神 ちから 約450

まとめ・考察

主人公は最初から両手剣にスキルポイントを振っていけば中盤くらいで全身全霊斬りを習得するが、物理攻撃系では非常に高い威力。つるぎのまいも同等以上の威力がありつつもMP消費は半分と強力ではあるが、、全身全霊斬りに必要なポイントは51に対して、つるぎのまいに必要な最低スキルポイントは122と倍以上なので習得が全身全霊斬りよりずっと遠くなるのが難点。
アルテマソードは攻撃力は威力に関係せず、ちからに依存する。無属性で敵の守備力を無視するため、安定して600〜のダメージを与えることができるが、習得するための必要スキルポイントが204と非常に多く、はっきり言って割に合うとは言い難い。こだわりがなければ習得する必要はない。
覇王斬は中盤のイベントで習得するが、安定して300以上のダメージを与えられるため非常に使いやすい。ギガスラッシュやギガブレイクは覇王斬よりも威力は高いが、スキルポイントに見合うかというと微妙。
ギガデインはアルテマソードと同じMP消費で、同等以上の威力がある。バイキルトやルカニなどを関係なしに確定でこれだけのダメージを与えられるのは強み。アルテマソードよりはよほど習得もしやすいので終盤では是非とも習得を。
まとめると、威力が高い上に習得しやすい全身全霊斬りが最も実用的な特技であり、覇王斬があるため「剣神」のスキルはどれも重要性は低い。その分「ゆうしゃ」に回し、ベホマズンやギガデインを習得した方がいい。

カミュ

検証結果

レベル99、二刀の極意を習得、攻撃力・左588、攻撃力・右575、ちから330でヨッチ村祭壇の間で戦える裏ボスを相手にしての検証。

MP 属性 スキル 威力が関係する能力 ダメージ
心眼一閃(二刀流) 8 - 片手剣 攻撃力 約320
心眼一閃(二刀流・攻撃力2段階上昇・ぶんしん) 6+8 - 片手剣 攻撃力 約2500
心眼一閃(二刀流・攻撃力2段階上昇・ぶんしん・相手2段階守備力ダウン) 6+8 - 片手剣 攻撃力 約4100
会心必中(片手剣装備) 64 - かみわざ 攻撃力 約550

まとめ・考察

「ぶんしん」と「二刀の極意」により間違いなくドラクエ11最強の攻撃力を持つカミュ。
ブーメラン二刀流での「デュアルブレイカー」ならば複数に特化した大ダメージを与えられる。デュアルブレイカーの方が特技としては心眼一閃よりも強力だが、ブーメランの攻撃力自体が片手剣よりは大きく劣るため、装備品によってはデュアルブレイカーより片手剣での心眼一閃の方が単体に与えるダメージは大きくなる。あまりいいブーメランを所持していなかっため、上の表は片手剣「メタルキングの剣」と「じごくのサーベル」二刀流での心眼一閃での検証。
1ターン目でカミュ自身はぶんしんを使い、シルビアがカミュにバイキルトを使い、さらにロウやベロニカで敵の守備力を下げてしまえば2ターン目で4000近くものダメージを与えることができてしまう。あらかじめ主人公とカミュとセーニャがゾーン状態になっていれば1ターン目でビーストモードを使って2回行動になり、2ターン目、3ターン目と連続でぶんしんからの特技を叩き込めるので、いてつくはどうを使われなければ、誰であろうと一気に決着がついてしまうほど。

ベロニカ

検証結果

レベル99、攻撃力489(ムチ装備時)、攻撃魔力854(両手杖装備時)でデルカダールの丘のズッキーニャを相手にした検証。

MP 属性 スキル 威力が関係する能力 ダメージ
メラガイアー 52 まどうしょ 攻撃魔力 約800
ギラグレイド 48 - 攻撃魔力 約690
イオグランデ 60 まどうしょ 攻撃魔力 約740
双竜打ち 8 ムチ 攻撃魔力 約500×2
マダンテ 全MP - - 現在MP 現在MP×3

まとめ・考察

ベロニカはメラ系、ギラ系、イオ系最強呪文を習得するが、単体攻撃なだけはあり威力はメラガイアーが最も高くなる。全体攻撃のイオグランデがそれに次ぐ。
呪文がメインになるベロニカだがムチスキルの双竜打ちは実は非常に高い威力があり、マダンテを除けばベロニカの攻撃の中では最強の威力になる。これは攻撃力135の女神のムチを使っての威力だが、それでも1発につき500ものダメージに。最強のムチの超グリンガムのムチならばさらにこれより威力が50も上になるため、さらに強力になる。しかし普通にイオグランデを使うだけで耐性がない限りは安定して敵に500、600以上のダメージを与えることができるため、あえてベロニカにムチで攻撃させる必要はない。
マダンテだが、現在MP×3なので与えるダメージは使う前から計算できる。レベル99でのベロニカの素のMPは660なので1980になるが、両手杖を装備すれば700以上はいくため、マダンテの最大威力は2100〜ほどになる。ボスのHPをあと少しで削れそうならば切り札として使おう。

セーニャ

検証結果

レベル97、回復魔力816でデルカダールの丘のズッキーニャを相手にした検証。

MP 属性 スキル 威力が関係する能力 ダメージ
ホーリーライト 32 スティック 回復魔力 約380
バギムーチョ 50 ヤリ 攻撃魔力 約400
氷結らんげき 16 ヤリ 攻撃力 約270×4

まとめ・考察

セーニャはヤリを装備しないと攻撃方法がバギ系呪文くらいしかなくなる。バギムーチョの威力は攻撃魔力が関係するが、セーニャはストーリー後半のあるイベントの後は攻撃魔力も設定されて成長するものの、それ以外のタイミングだと成長するのは回復魔力だけで攻撃魔力は0のため、全く威力が伸びない。単純なダメージではヤリスキルの氷結らんげきが最強となる。セーニャはちからが低いためにマルティナほどの攻撃力はないが、強いヤリを装備すればそれなりに威力は出る。ホーリーライトは安定して300以上のダメージを与えられるうえにHP回復効果を得られるため、使い勝手が良い。

シルビア

検証結果

レベル98、攻撃力493、ちから326、みりょく490でデルカダールの丘のズッキーニャを相手にした検証。

MP 属性 スキル 威力が関係する能力 ダメージ
アモーレショット 12 - おとめ みりょく 約240
ゴールドシャワー 0 - おとめ ゴールド 300で固定
キラージャグリング 12 - きょくげい 攻撃力 約120×6
ジャスティス 25 - きしどう ちから 約650

まとめ・考察

ゴールドシャワーは1000ゴールド消費して確定で300のダメージを敵全体に与えるというもの。シルビアは強い攻撃手段自体が少ないため、固定で300ダメージというのはシルビアの攻撃の中では高く、ゲーム終盤にもなれば1000ゴールドというのは全く惜しくはない額なので、なかなか使い勝手は良い。
アモーレショットはみりょくが高いほどに威力が上がるという性質がある。みりょく500で250くらいの威力。あまり高いとは言えない。
ジャスティスはちからにより威力が変動するもの。レベルマックス近くだと600以上のダメージが出て、これは相手の守備力を無視するため、シルビアの攻撃の中では最も安定していて、強力な攻撃になる。
攻撃力や敵の守備力に影響されるする攻撃の中で最も多くのダメージを与えられる可能性があるのはキラージャグリング。敵全体のうちからランダムに6回攻撃というものなので、バイキルトやルカニを駆使して敵が1体の時に使えば6回すべてがヒットし、かなりの威力が出る。
しかしシルビアはどうしても攻撃力は主人公、カミュ、マルティナ、グレイグには劣るため、自分自身が攻撃するよりはバイキルトやレディファーストを使っての補助に回るのが賢明。

マルティナ

検証結果

レベル98、ツメ装備時攻撃力500、ヤリ装備時攻撃力631、みりょく541でデルカダールの丘のズッキーニャを相手にした検証。

MP 属性 スキル 威力が関係する能力 ダメージ
タイガークロー 10 - ツメ 攻撃力 約200〜300×3
さみだれ突き 12 - ヤリ 攻撃力 約220×4
氷結らんげき 16 ヤリ 攻撃力 約300×4
ばくれつきゃく(ヤリ装備) 10 - かくとう 攻撃力 約160×7
ピンクサイクロン 18 - おいろけ みりょく 約450
サキュバスウィンク 24 - おいろけ みりょく 約320

まとめ・考察

マルティナはツメスキルを上げるのか、ヤリスキルを上げるのかで悩むところだが、それぞれ全く同じスキルポイントで習得できるタイガークロー、さみだれ突きを比較した場合、さみだれ突きの方が強い。ツメは二回攻撃であるぶん、攻撃力が低く設定されているのが弱点。対してヤリは片手剣以上、両手剣未満くらいの、武器の中でも上位の威力なので、特技自体の威力も当然強くなる。ただツメは会心の一撃が出やすいこと、HP回復効果がスキルで習得できることから、一概にヤリがいいとも言い切れない部分はある。
ばくれつきゃくはスキル追加解放後に習得できる特技で、通常攻撃の半分の威力で7回も攻撃するもの。スキルが「かくとう」であるのでツメでもヤリでも使えるが、当然これに関しても、攻撃力自体が高いヤリを装備した方がツメ装備時よりも威力はずっと高くなる。合計ダメージはヤリ装備時のさみだれ突きより上になる。またヤリスキルの「氷結らんげき」もスキル追加解放後に習得できるものだが、ばくれつきゃくと氷結らんげきではわずかに氷結らんげきの方が威力が高くなる。ただし、ばくれつきゃくは攻撃回数が多いことから会心の一撃が出やすいので期待値が高い。無属性ゆえに威力も安定している。しかしもちろん氷結らんげきは氷属性が弱点の敵にはより威力が大きくなるし、氷結らんげきは敵1体、ばくれつきゃくはグループ攻撃という違いもあるため、この2つの特技に関しては優劣はつけがたい。どちらもマルティナの最強攻撃と言っていい。
ピンクサイクロンとサキュバスウィンクはどちらも「みりょく」が高いほど威力が上昇するが、特にピンクサイクロンは高威力になり、多数相手で非常に役立つので習得しよう。

グレイグ

検証結果

レベル98、片手剣装備時攻撃力595、両手剣装備時攻撃力772でデルカダールの丘のズッキーニャを相手にした検証。

MP 属性 スキル 威力が関係する能力 ダメージ
全身全霊斬り 16 - 両手剣 攻撃力 約1100
天下無双(両手剣装備) 8 - えいゆう 攻撃力 約170×6
超はやぶさ斬り 16 - えいゆう 攻撃力 約280×4
無心こうげき(クエストにより威力強化、両手剣装備) 8 - えいゆう 攻撃力 約1100
もろば斬り(両手剣装備) 6 - えいゆう 攻撃力 約1270

まとめ・考察

無心攻撃はクエスト「ネルセンの秘伝書」をクリアすると威力が強化されて通常の倍の威力になる。上は強化された場合の無心攻撃で検証したもの。
グレイグは最も物理攻撃系特技が豊富で、どれが強いのかよくわからないキャラ。実際、どれを使ってもそう大きな差は生まれない。主人公と同じく、全身全霊斬りが習得しやすく、威力も高いため信頼できる。
超はやぶさ斬りの威力は通常攻撃と同じ威力×4というものなので特技自体の威力はトップなのだが、片手剣でしか使えないというのがネック。片手剣と両手剣の攻撃力はかなり大きいため、装備によっては必ずしも超はやぶさ斬りが最強とは言えない。上の表では守備力が低いモンスターを相手に検証したため一発一発の威力が大きくなり、超はやぶさ斬りの合計ダメージの方が全身全霊斬りを上回っているが、ある程度の守備力があるモンスターが相手の場合、最強の大剣「ひかりの大剣」を装備し全身全霊斬りを使った場合の威力の方が上回る。しかし、グレイグの専用装備の片手剣「英雄王の盾」は装備特典が強力で、攻守のバランスを考えると多少攻撃力を犠牲にしてもこれらを装備した方が良いので、結局最終的には超はやぶさ斬りを使う形にした方が無難と言える。
自分もダメージを受けるというリスクのあるもろば斬りの威力もすさまじく、両手剣装備で使った場合は最強の威力になる。無心こうげきは会心の一撃が出やすいという性質がある。強化された場合は天下無双以上の威力になるので、会心の一撃を期待して使うのも良いかもしれない。

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