ルール

本作はシナリオ単位で攻略していくターン制のシミュレーションRPG。
出撃させたユニットを操作し、味方フェイズと敵フェイズを交互に繰り返して(全ての陣営のフェイズが終わるまでをターンと呼ぶ)敵と交戦して倒していく。
基本的に1フェイズ内で1ユニットにつき1回行動できる。
シナリオごとに決められている勝利条件を満たすことによりクリアとなる。

指輪と紋章士・エンゲージ

本作の戦闘における最大の特徴は誰もが装備可能な「指輪」を使って「紋章士」の力を借りられること。
紋章士はファイアーエムブレム歴代の主人公たちとなっている。
さらに紋章士と「エンゲージ(合体)」することで紋章士の力をより深く借り、強力なスキル、技を使用可能になる。
詳しくは紋章士参照。

兵種と戦闘スタイル

ユニットは何らかの「兵種」に属しており、さらにそれに紐づけられた「竜族」「騎馬」「魔道」「気功」「連携」「重装」「飛行」「隠密」などの様々な「戦闘スタイル」を持つ。

兵種はユニットの大きな特徴を決定し、さらに戦闘スタイルは何らかの特色を持っている。
スタイルによっては特定の武器が弱点になっている場合などもあるため、場合によってはこれを重要な材料として行動を決定する必要もある。

コマンド

キャラクターを移動させ、位置を決めたら何らかの行動を決定する。

  • 攻撃:ターゲットを選び攻撃する
  • エンゲージ:紋章士の指輪を装備している場合に可能で紋章士とエンゲージを行う
  • 持ち物:持ち物を使う、あるいは装備変更する
  • 持ち物交換:隣接している自軍ユニットと持ち物を交換する
  • 輸送隊:下記に説明
  • 待機:何もせずその場に待機する

ターゲット選択

ユニットを選択するとそのユニットが移動できる範囲が青色、攻撃できる範囲が赤色で表示される。
この時、敵の攻撃範囲に入ると敵から線が表示されるので危険な位置がわかりやすい。

攻撃可能な位置にいる敵ユニットを選ぶと、自軍ユニットと敵ユニットの情報が画面左右に表示される。
以下の情報が表示されている。

  • 装備している武器
  • 攻撃力
  • 攻撃が当たる確率
  • 必殺(与えるダメージ3倍に)が発生する確率
  • 交戦により与えるダメージと受けるダメージ

地形ごとに何らかの地形効果が発生する場合があり、主に命中/回避率に影響を与える。

敵との交戦

攻撃する敵を選択して戦闘を開始すると戦闘画面に切り替わる。
まず自軍ユニットから攻撃を仕掛け、敵が反撃を行う。敵フェイズの場合は敵から攻撃し味方側が反撃する。
この際の攻撃が当たる確率は表示されている通りで、当たる場合と外れる場合がある。

「速さ」の値に5以上の差がある場合は敵の反撃の後にもう一度攻撃が可能となる。

HPが0になった方は倒れ、マップ上から消滅する。

武器の相性とブレイク

各ユニットは兵種ごとに決められた武器を装備できる。
武器はそれぞれ相性がある。剣、槍、斧は3すくみになっている。
優位/不利の場合それぞれ、命中率に補正/逆補正がかかる。

  • 剣は斧に強く槍に弱い
  • 槍は剣に強く斧に弱い
  • 斧は槍に強く剣に弱い

また、「弓」「魔道書」「短剣」に対しては「体術」が強い。

相手が装備する武器に対して有利な武器を装備して敵を攻撃し、命中すると「ブレイク」が発生する。
ブレイク状態にした敵は、次の戦闘が終わるまで反撃できなくなる。

大振りな武器による「スマッシュ」

「てつの大剣」や「てつの大槍」などの大振りな武器は、こちらから攻撃した場合でも必ず後攻になる代わりに「スマッシュ」が発生し、敵を1マス後退させられる。
また、後退した先に他のユニットや壁などの障害物がある場合、ブレイクさせる。速度が大きく上回っていても追撃は行えない。

チェインアタック

攻撃した際、戦闘スタイルが「連携」のキャラクターが同じ敵を攻撃可能な状況であれば、そのキャラによる「チェインアタック」が発生する。
これを利用するとより大きなダメージを与えられるが、敵も使ってくるので注意する必要がある。
チェインアタックは以下の特徴がある。

  • 「連携」スタイルのユニットの現在位置、現在装備で攻撃可能な対象に対して、仲間が攻撃した場合に発動する
  • チェインタックによるダメージは少なく(最大HPの1/10)、物攻、魔攻、物防、魔防の値や攻撃属性は無視する
  • 条件を満たしていれば2人以上の複数人がチェインアタックに参加する
  • ブレイブヒーローの兵種スキル「助太刀」を持っていると同じキャラが2回連続でチェインアタックを行う
  • 紋章士ルキナのデュアルアシストがある場合、「移動距離」も加えた射程内になるので発動範囲が格段に広くなる
  • 命中率はごく限られた状況以外では80%で固定

特に重要なのは防御力を無視するということ。
どれだけ守備や魔防が高くてもチェインアタックだとダメージが入るので、硬い敵にダメージを与えるのに役に立つが、逆に敵から攻撃の際に守備の高いユニットだから大丈夫と思っていると思いのほか大きなダメージを受けてしまうことも多い。

輸送隊

主人公自身、あるいは他のユニットなら主人公に隣接した時のみ、「輸送隊」コマンドが使用できる。
これは最大999の所持品を預けられるもので、自由に出し入れできる。

暗闇マップ

「暗闇」マップでは味方の周辺や「篝火」「たいまつ」の光が届く範囲でしかマップを見ることができない。
敵が潜んでいても居場所を知ることができないので注意しながら進む必要がある。
光魔法「シャイン」は攻撃後に暗闇を明るくする効果がある。

敵のドロップ

敵の中でマップ上に緑色のアイコンが見えているものがいる。詳細表示で見た時もアイテムが緑色になっている。
これは倒すとそれを落とすことを表す。
カーソルを合わせてXボタンを押すと敵の所持品も確認できる。

会話

敵または操作不可能な第三勢力のユニットなどに、「…」という会話アイコンが表示されていることがある。
これらのユニットに対しては隣接して「会話」コマンドを使って話しかけることができる。
会話することで味方になる場合もある。それぞれの場合で会話できるキャラは決められている。

敵の増援

特定の条件で敵の増援が出現することがある。
増援は「砦」や「マップ端」から出現することがある。
増援が出現する条件は特定ターン数になる、敵の数が一定以下になるなど様々。

戦闘後の散策

戦闘終了後には「散策」を行える。
アイテムを拾ったり、仲間と会話したりできる。
仲間との会話では「絆のかけら」を入手できる場合もある。
詳しくは散策参照。

敗北した場合

敗北条件を満たしてしまった場合、竜の時水晶がある状態だと時間を戻せる。
竜の時水晶がない、使えない状態の場合はゲームオーバーとなり、以下から選択することになる。

  • 経験値を保持してマップの最初からやり直す
  • 経験値を破棄してマップの最初からやり直す
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