アルフェン

「<炎の剣>と呼ばれるのは好きじゃない」

CV:佐藤拓也
炎の剣でダナ人をレナの支配から解放した元奴隷の若者は、自身も「炎の剣」の異名で知られるようになった。
だが英雄と破壊者を意味するその名は次第に重荷となり、アルフェンに街に居つかず、シオンとの旅暮らしを続けることを選ばせた。
そんな彼を、ダナとレナの軋轢を一身に負った少女ナザミルとの出会いは、否応なしに本来の立場に引き戻す。

シオン

「あなたが私を救ってくれたのは、英雄だったからなの?」

CV:下地紫野
一年前の戦いの結果、呪いから解放されたシオンは、不慣れながらも人と触れ合う喜びを日々実感している。
誰とも等しく距離を取らざるを得なかった彼女は、それゆえ種族の別なく接することができる人となった。
そんな自分を救ってくれたアルフェンに、同じように寄り添い力になりたいと願っているシオンだが、ひとりで抱え込みがちな彼に、もどかしさも感じている。

リンウェル

「でも私たち皆、独りぼっちの辛さはよく知ってるよね」

CV:原紗友里
ダナ人でありながら星霊術が使える魔法使いの末裔。己の出自を前向きに受け入れた結果、術の研鑽にますます励むようになった。
ダナの歴史や文化の研究にものめり込み、フルルに呆れられつつ、ヴィスキントで文献の山と格闘する日々を送っている。
シオンとは大の仲良しで、なかなか仲間が集まる機会がないことを残念に思っている。

ロウ

「いきなり世界が変わって不安じゃない奴なんていないんだ。焦らずやっていこうぜ」

CV:松岡禎丞
若きダナの戦士。まだまだ亡き父やアルフェンに及ばないと自覚しているが、一方でその愚直さに仲間を励ますなど、人の痛みに寄り添える熱血漢。
普段は「紅の鴉」の一員としてズーグル相手に奮闘しており、その仕事ついでに時折ヴィスキントに立ち寄る。理由を問われると深い意味はないと言い張るが、さて。

キサラ

「人間は……勝手なものです。思い込みや願望を相手に期待して、それで満たされないと怒る」

CV:池澤春菜
元メナンシアの近衛兵。かつての主君テュオハリムを対等な仲間として支え、また誰よりもそのよき理解者となっている。
新時代に入り新たに組織されたヴィスキントの護民隊で、教官を務める。
戦闘から家事まで何でもこなす万能ぶりに加え、何より共存の理念に真摯に向き合うその姿勢から、メナンシアのダナ人だけでなく、レナ人からも敬意を勝ち得ている。

テュオハリム

「自分のことに聡くあれるなら、誰も悩んだりはすまいよ」

CV:加瀬康之
元領将にして、その権能を帯びる最後のレナ人。
過去を乗り越えた今は、故国を失った同胞たちを保護し、ダナ人との共存に導くためぺレギオンにその身を置いている。
かつて統治したメナンシアでは未だ敬愛の対象、仲間にとっては頼れる年長の助言者、文武に秀でた非の打ちどころのなさを誇るが、浮世離れした好事家としての一面は相変わらず。

ナザミル

「皆、そう。私を知ると離れていく」

CV:種崎敦美
特異な血と力を持つ少女。
領将の血を引く恵まれた身分でありながらその出自故に疎まれ、幼少より迫害をうけ育つ。
結果、心を閉ざし、すべてに無関心・無感情を装うようになった。

己の異質さに深い劣等感を抱いており、誰かに受け入れられることを既に諦めている。
立ち寄った街を追われ、独り彷徨う中でアルフェンたちと巡り合う。