デイリージャーナルとは

Youtubeアトラス公式チャンネルでは、「デイリージャーナル」として本作の要素・用語の情報をほぼ毎日公開しています。
どれも主人公が持つ「幻想小説」の作者「モア(CV:子安武人)」が紹介する形式。

このページではそれを1つにまとめて掲載。
「内容」のテキストをクリックで動画再生します。

デイリージャーナル1~25ページ

ページ 公開日 内容
1 2024/7/7 魔法
魔力を使って自然に反する現象を起こす現象。生活に便利なものから攻撃に使うものまで幅広い。 人が魔法を使うには魔道器という特別な道具が必要。魔導器を使うには国の試験に合格して免許を得る必要がある。
2 2024/7/8 マグラ
魔法の源となる「魔力」の専門的な呼び名。人や動物など含め自然界ほとんどのものに含まれている。 濃度が濃い場所では結晶化することもある。
3 2024/7/9 魔道器
魔力を魔法に変換する道具。人が魔法を使うために必須。国の難関試験に合格しなければ使用はおろか所持も許されない。 平民が買おうと思ったら大金が必要になる。魔道器は使える技は最初から決められていることが多い。
4 2024/7/10 ユークロニア連合王国
物語の舞台となる王国。ユークロニア王国を中心とした3国からなる同君連合国。 ユークロニアが実質的な宗主国でユークロニアが連合王国の王を兼務している。 大陸の周囲を流れの速い海流があるので3国いずれも侵攻された歴史がほとんどなく長い歴史と文化を保っている。
5 2024/7/11 クレマール族
最大の人口を誇る種族。体格や身体能力は平均的で頭の両側に特有の角を持っている。 王政の要職、要人の多くを占めているため、同じく数の多いルサント族と共に王国の中心的種族と見なされることが多い。 自由な気風で合理的なことを好むが、そうでない人々を無意識に下に見がちで、もめごとになってしまうことも。
6 2024/7/12 ルサント族
クレマール族に継ぐ人口の種族。長く突き出た耳があり体格や身体能力に優れる。 必然的に軍人が多く、要職を担う者も多い。勇ましく誇り高い種族だが勝ち負けにこだわり何事にも優劣をつけたがり、好戦的。
7 2024/7/13 ユージフ族
蝙蝠のような翼と耳を持つ小柄や種族。人口が少な目な上にひときわ異なる容姿のせいで気味悪がられやすく、理不尽な扱いを受けやすい。 そのため大半の者が裕福とは言えず、種族としての地位も低い。温厚で協調性を重んじるが、裏を返せば大きな決断が苦手で二の足を踏みがち。
8 2024/7/14 二ディア族
宝石のような美しい瞳が特徴的。みな社交的で、人心をつかむことに秀でた者が多い。 そのせいか町の外を安全に旅することが難しい今のユークロニアでも単身で故郷を離れて身を立てる者が少なくない。 他の種族と違い二ディア族だけの集落というのはあまり知られておらず、謎めいた一面を持つ種族。
9 2024/7/15 パリパス族
獣のような耳と尾を持った種族。ルサント族のような力強さとは違った意味で身体能力に優れている。 感性もまた身体的で、良くも悪くも享楽的。宴と賑やかさを好み細かいことを気にしないのは長所でもあるが、困難に対する浅慮として現れることも少なくない。
10 2024/7/16 イシュキア族
幾つもの優雅な翼を持っている。8種族の中で最も人口が少ないが、他の種族よりも知能に優れると言われる。 都市部などではその数の少なさに反して学者や高位の聖職者などの地位を多く得て、強い存在感を放っている。 容姿も相まって少なからず憧れを集める種族だが、他を見下す言動が染み付いている者もしばしばいる。同じくらいの嫌悪もまた向けられていると言える。
11 2024/7/17 ローグ族
長命が特徴。他の種族の平均寿命の2倍の時間を生きる者もいる。 身体能力の全盛期はあまり他の種族と変わらないが、そこからひときわゆっくりと坂を下っていく。 年功序列の伝統的な職業では結果的にローグ族が高い地位を独占しているということも少なくない。 知識や意思を引き継ぐことに高い価値を見出す文化を持つ人々で「ローグ族は恩讐を3代忘れない」とも言われる。
12 2024/7/18 ムツタリ族
額に第三の目を持つ種族。大部分が王国南側の群島域で暮らしていて町ではさほど遭遇しない。 惺教とは異なる土着の信仰に帰依する者が多く、独特の覆面や民族衣装を身に纏っているので町で気味悪がられているのをしばしば見かける。 惺教が国教であるため彼らは異教徒と蔑まれ、厳しい迫害に晒されてしまう者もいる。
13 2024/7/19 エルダ族
人でありながら8つの種族に数えられていない種族。固有の特徴がなく、他の種族に比べて大幅に数が少ない。 数が少ない彼らにまともな興味を持つ者がいなく、実在を信じられていない場合も。 顔を見せるだけで気味悪がられ、差別や偏見を向けられてしまう。
14 2024/7/20 王都グラン・トラド
ユークロニア王国の首都で連合王国の連合首都でもある最大の都市。王都とも呼ばれる。外縁を分厚い城塞で囲まれた無骨な都市だったが、大聖堂が建立され、それが新たな王都の顔になっている。全ての種族がひっきりなしに行き交う大通りの景色はここにしかない景色。
15 2024/7/21 ユトロダイウス5世
ユークロニア王国の連合国王だったが軍の将校ルイの暗殺により命を落とした。死と引き換えに特別な魔法が発動するように仕組んでおり、王位の継承を全国民で争うという前代未聞の動乱の時代へと入った。
16 2024/7/22 王子襲撃事件
かつて幼い王子を深夜に正体不明の武装集団が襲った暗殺未遂事件。最も安全な王宮の居室で狙われ、王子には呪いがかけられた。
17 2024/7/23 王子の呪い
王子襲撃事件で幼い王子がかけられた呪い。毒々しい茨の蔓のような束縛がマグラを見られない人々にすら見える。非常に高度かつ不可解な構造をしており、誰も解くことができなかった。
18 2024/7/24 募兵舎
各地の都市に存在。志願兵を受け付けるための窓口。手に職のない者にとって兵役への志願は手っ取り早く社会的信用を得る手段。いつでも募集があるわけではないが、王の急逝や街道周辺の怪物の出現により異例の長期の募集がかけられている。
19 2024/7/25 ガリカ
主人公に同行する相棒の妖精。とある特命遂行のお目付けでもある。魔法の知識やマグラの感知に主人公よりも長けている面も。価値観の違いから厳しい物言いをすることもあるがいつでも前向きに考えようと努める心強い仲間。
20 2024/7/26 ストロール
主人公が王都の募兵舎で出会ったクレマール族の出身。正義を尊び頭も切れる好青年だが、貴族でありながら平民に混じって志願兵の列に加わるなど、複雑な事情を抱えているようだ。
21 2024/7/27 グライアス
工作員として以前から軍に潜入していたローグ族の戦士。主人公たちと同じく王子を救おうとする組織の同志で、王子と関わる以前は凄腕の傭兵だった。
22 2024/7/28 ヒュルケンベルグ
正騎士団に身を置くルサント族の騎士。かつては王子の近衛として傍に仕えていた。しかし王子襲撃事件で主君を護れなかった彼女は不名誉を負い、王子の死の真実を求め、放浪の旅に出た。王の訃報で久々に王都に帰ったところで主人公と出会う。
23 2024/7/29 ハイザメ
元騎士の肩書を持つユージフ族の武人。音に大変敏感で、わずかな異音から異常を察知できる。差別を受けやすいユージフ族だが、ハイザメはさらに複雑な事情を抱えているようだ。
24 2024/7/31 ジュナ
王国一と謳われる稀代の美声を持つ二ディア族の美しき歌姫。王室や惺教府が主催する大きな催しでは毎度のように顔役を務めており絶大な知名度を持つ。私生活ではルイの元に身を寄せていると噂されている。
25 2024/8/01 ニューラス
イシュキア族きっての鎧戦車技師。かつては王子専用の鎧戦車を王から直々に依頼されたこともある。人柄は一癖あるが、設計から整備、操縦まで一人でこなす腕前は紛れもなく天才。大貴族の子息だが、伝統や家格にはまるで興味がないので一族からは手に負えない変人とみなされている。

デイリージャーナル26~50ページ

ページ 公開日 内容
26 2024/8/02 鎧戦車
危険な荒野を安全に移動するための魔法動力で自走する乗り物。街の外は物騒なため武装と堅牢さを兼ね備えた鎧戦車が必要になる。鎧戦車の多くは車輪ではなく脚で進む形式のものが多い。
27 2024/8/03 アーキタイプ
主人公の命の危機で突如目覚めた力。マグラの力を全身にいきわたらせてで自身の姿を伝説上の英雄のように変化させる。しかも魔道器を必要とせず、これが本来の魔法の使い方と言わんばかり。
28 2024/8/04 覚醒器
アーキタイプの発動のために心臓が魔力の動力装置のように変化したもの。覚醒器、つまり自分の心臓に向かって望みや覚悟を告げ体に覚醒を促すことで英雄への変身を遂げる。
29 2024/8/05 モア
肩書は学者だが、主人公が常に持ち歩いている「幻想小説」の作者。アカデメイアという書斎のような場所に閉じ込められ、誰の仕業なのか、王国のどこなのかもモア自身知らない。主人公だけはこの場所に意識を繋げ話せるようになる。
30 2024/8/06 幻想小説
もしこの世界に種族が1つだったら、人が生まれで差別されず平等で自由でそれが法によって護られていたら、そんな想像上の国の幻想録。主人公が所持しているが、禁書とされたため今の王国で見かけることはほとんどない。
31 2024/8/07 アカデメイア
モアが囚われている書斎。アーキタイプに関する知識の本や現在は禁書となっている本、星の運航を再現した道具など他に見かけることのないもので満たされている。モアにとっては幽閉の場だが、智の殿堂とも言える。
32 2024/8/08 プラトー
アカデメイアに棲みついている猫。普通の猫とは少し違った見た目をしている。首飾りは特別な魔道器になっていて、主人公たちは旅の記録を残すことができる。
33 2024/8/09 マグラ結晶
マグラが集まって結晶化したもの。マグラが高濃度の場所で自然に生まれることもあるが、人工的に作ることも可能になってきている。純度の高い結晶は高性能の魔道器に欠かせず、宝石や貴金属を上回って高額で取引されることもある。
34 2024/8/10 マグラ集積機
待機中の微細なマグラや純度の低い小粒のマグラ結晶を回収・蓄積してまとまった結晶にする装置。集積機が生み出す決勝は決して良質とは言えないが、一般的な魔道器の基準には満たしている。これまでは魔道器の生産は鉱山で採掘した天然の決勝に頼るしかなかったが、その制約が取り払われる時が来るかもしれない。
35 2024/8/11 惺教
ユークロニア王国全土で最も普及している教え。もはや国の文化や生活習慣の一部になっているとさえ言える。コージュラという祈りの言葉を唱え偉大な神に一心に祈れば等しく救われるというのがおおまかな教義。亡き王に国教にされてからは政治にも深く関わり、今では国の政治を仕切っているのは惺教府と言われることもある。
36 2024/8/12 レガリス大聖堂
惺教を国教に制定された時節に建立された大聖堂。王国最大の建造物で、他の建造物と比較にならないほど大きい。王宮すら大きく凌駕するその威容は民衆からすれば王室の権威を上回っているようにも見えるだろう。
37 2024/8/13 フォーデン
惺教の最高権力者。「大教主」の地位にある人物。穏健なふるまいで尊敬を集める人物で、多数派の種族であるクレマール族やルサント族でないローグ族であることも幅広い支持を集める一因である。王の急逝で混乱する今、王の代行者と見なす民衆も少なくない。
38 2024/8/14 顔石
王の魔法の発動と共に王国の各地に出現した大岩。王の候補として支持される者たちの顔が浮き出ており、人気の変動に応じて日々形が変化し、王位争いの順位が高い者ほど顔が大きく浮かびあがるため、民衆が現状を知ろうと集まる。
39 2024/8/15 王権競技会
惺教府の主催で開かれることになった支持率争い。連合王国を構成する三国の首都を決められた課題をこなしながら巡る決まり。王に相応しい力があることを民に示すことができる催しだという。多くの者が次の王を夢見て参加する。
40 2024/8/16 公示人
惺教府の報せを民に伝える広報官。識字率の低い市民層に向けて国のお触れや重要な生活の知らせを口で広め周知させる役割。王権競技会が開かれれば公示人の役割も変わってくるかも?
41 2024/8/17 バトリン
公示人の一人でクレマール族の男。闘技場の実況でもするように人々の関心をかきたてる演説をする。不良公示人と呆れられてきたが、民からの人気が高く、王が人気争いで決まるということから公示人代表を務めることになった。
42 2024/8/18 ギド
王権競技会の候補者の一人。惺教府が擁する武装組織「僧兵団」の団長。フォーデンの護衛責任者として惺教の士気高揚のため競技会に同行。ルサント族らしい体格の良い武人で、棒術や槍術と魔法を組み合わせた独特の戦法を得意としている。
43 2024/8/19 グローデル
王権競技会の候補者の一人。ルイ配下の末端に籍を置く野心にあふれたルサント族の若武者。常に番犬のヘクトーを連れて現れることから恐れと揶揄を込めて黒犬のグローデルと言われている。ルイ派の存在感を高めるための立候補ということだが、実のところはルイに一目置かれることを狙っている。
44 2024/8/20 ロジャー
王権競技会の候補者の一人。完全なる自由を掲げるクレマール族の男性。有数の穀物商ウォード家の出身で恵まれた出自の明朗な快男児。第1に掲げているのは税金の撤廃で、法律の撤廃までも視野に自由な国つくりを訴える。人気は高いが、「行き過ぎた自由」「単なる弱肉強食でルイと同じ」との批判もある。
45 2024/8/24 ラブレス
王権競技会の候補者の一人。酒代永久無料を掲げて参加する候補者。酒場の三男坊で、「王都の半分を歓楽街に、国中の酒をタダに」と語る彼を一部の酒飲みたちは熱烈に支持している。
46 2024/8/25 ミロ
王権競技会の候補者の一人。「美しくない者は爵位を剥奪」を掲げる。モンタリオ公告で王族の落胤を自称して旗揚げした貴公子で、この国を世界一美しい王を頂く国にすると謳い、美の優劣に基づいた階級制度を取り入れると公言。彼の乗る鎧戦車には備え付けの舞台があり、彼が微笑むたび黄色い悲鳴が上がるという。
47 2024/8/26 ゴダード
王権競技会の候補者の一人。老いた人々の待遇改善を掲げるローグ族。ローグ族にはかつて併合戦争の終結後に復興労働に従事した者が多くいたが、「正しく報いられていない」という声が後を絶たない。ゴダードも解体屋として長年働いた一人で、高齢世代に年金を出すよう訴えている。だが戦後復興期は200年以上前のことで、ローグ族以外からはすでに歴史の一幕。情勢不安の現役世代が彼らの分け前を担うべきかは意見が分かれるところだろう。
48 2024/8/27 ルドルフ
王権競技会の候補者の一人。軍国主義を掲げるルサント族の候補者。現在の同君連合制を軟弱な体制だと批判し単一の軍事統制国家の改革を叫んでいる。そのためならオセアナ公国やモンタリオ公国への侵略も辞さないという超強硬派。鎧戦車「鋼鉄の獅子号」も力を誇るような無骨な装甲を纏う。だが心根では戦争により地方の一貴族へと没落した家を表舞台へ復権させたいという執念がある。
49 2024/8/28 リナ
王権競技会の候補者の一人。鎧戦車工場「カイデン工房」の経営難を救うために立候補したのが目的であり、政治的展望は特にない。技師の間では工房の評価は高く、特注機の「カイデン試製持型鎧戦車」は小型ながら驚くべき速度を誇る。
50 2024/8/30 キャゼリナ
王権競技会の候補者であり支援者でもある。富裕者たちの搾取に贖うパリパス族。賞金稼ぎの腕前は確かで金持ちを賞金首にするという公約は一定の支持を得ている。彼女の容姿を見て声援を送っている者も少なくない。

デイリージャーナル51~75ページ

ページ 公開日 内容
51 2024/8/31 バードン
支援者の一人。マルティラの街の警備隊長を努めるルサント族の男性。正義感にあふれる好漢で、マルティラの領主からも厚い信頼を得ている。街に影を落としているある事件を追っており、手配書を張るためはるばる王都までやってきていた。
52 2024/9/1 アロンゾ
支援者の一人。マルティラの街で出会う二ディア族の青年。情報収集能力が高く他人を欺く才能に長けているが、彼の詐術にかかるのは悪辣な金持ちや権力者。飄々として心を読ませないが、唯一の肉親の母親に対しては弱い一面を見せることも。
53 2024/9/2 ベルギッタ
王都の魔道器職人で支援者の一人。王都で魔道器を販売するライケン魔道器商会のローグ族の主人。裏社会の繋がりなど黒い噂が絶えず、冷淡な態度から近寄りがたい印象があるが、種族に対する差別感情を持たず、相手を実力のみで評価する人物でもある。
54 2024/9/3 マリア
支援者の少女。王との裏通りにある酒場宿「蜜蜂のささやき亭」で店主のファビアンヌと暮らしている少女で夜には酒場の手伝いもこなす明るく健気な子だが、ローグ族とイシュキア賊の異族混血という生い立ちから差別的にみられることもあり、同年代の友人はあまりいないようだ。
55 2024/9/4 ユーファ
仲間の一人。内科医の島「ビルガ島」の集落で姫のような立場にあるムツタリ族の巫女。土着信仰の中心人物として神聖視されており、特別なご神体を託される身分でもある。彼女の額の三の目はマグラの流れを妖精の瞳すら上回る鮮やかさで感じ取ることもできる。
56 2024/9/5 ムツタリの「三の目」
ムツタリ族だけが持つ額の第三の目。マグラを見る目だと言われている。他の種族では感覚的にしか捉えられないマグラを目で見るように色や形として認識できる。感度には個人差がある。
57 2024/9/6 ビルガ島
ムツタリ族が暮らす南方の内海に浮かぶ島。惺教の布教が全く手つかずで、王国本土の人々には未開の島という印象を持たれることが多い。土着の「竜神信仰」があり、竜神と対面して通じ合うことを許された「巫女」という存在が中心を担っている。
58 2024/9/7 オセアナ公国
連合王国を構成する国の1つ。大陸の西側を占めている国。首都は王国最大の貿易港である海洋都市「ブライハーヴェン」。密漁や海賊行為の対処を一手に引き受けてきたため強力な海軍を擁している。

▲ページ上部へ