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これは、絆を紡ぎ、王に選ばれるための物語──
物語の舞台であるユークロニア連合王国は、王子と王の暗殺により統治者を失い、混迷と不安がもたらされていた。
そしてある日、歴史上前例のない「選挙魔法」が発動。王位争奪戦が勃発する──。
その中で、主人公は彼の相棒である妖精「ガリカ」とともに、王子にかけられた呪いを解くため広大な大陸を巡る旅を続ける。
彼らは旅の目的のため選挙へと参加することを決意し、旅の中で様々な種族の仲間たちと出会い、絆を深めていく──。
8つの異なる種族が生きる、ここではない世界。
その一角に存在する「ユークロニア連合王国」。
英雄的な初代王によって興され、強大な魔法を受け継ぐ強い国家によって併合、統治されてきた連合国だが、長きにわたる経年から次第に腐敗し、今や格差に引き裂かれた「美徳なき国」へと堕落しつつある。
広大な国土には、跋扈する危険な動物に加え、「ニンゲン」と呼ばれる謎の怪物までもが蔓延り出し、もはや都市の外には僅かほどの安全も無い。
そこにユークロニア王国の王子、国王が暗殺され、統治者不在の王国にさらなる混迷と不安がもたされている。
国王が凶刃に倒れ、ユークロニア王国は世継ぎがいないまま統治者を失ってしまう。
次の王は誰か?その混乱の最中執り行われた王の葬儀の場で、誰も予想しなかった「魔法」が発動する。
きたる10月の英雄の日…我が魂が真にこの世を離れるその日までに、国民の信託を最も集めし者が次なる王となる資格を得るものとする。
空に突如響き渡る、死んだはずの王の声。
なんと王は、己の命と引き換えに、国民投票によって全国民に王位争奪を競い合わせるという、壮大な魔法を仕組んでいたのだった。
主人公は、自らの使命を果たすため、王国全土を巻き込んだ王位争奪の大レースに身を投じることを決意する。
他のどんな種類の動物とも似ていない異様な姿を持つ正体不明の怪物。
いずれの個体も、体内に暴走状態のマグラを多量に宿しており、周囲のものを無差別に攻撃しようとする。
およそ知性を感じさせない凶暴な性質でありながら、人でも容易く扱えないほどの高度な魔法を行使するなど、生態に謎が多い。
身体も頑強で、大型の個体は軍隊すらも壊滅させる場合がある。
頭の両側に特有の「角」がある。体格や身体能力は平均的。
王家をはじめ、王政の要職、要人の多くを占めており、王国の中心的種族と見なされる場合が多い。
彼ら自身も、そうであるという感覚を無意識に内面化している傾向がある。
長く突き出た「耳」がある。
体格や身体能力に優れており、軍人が多く、軍では要職を担う者も多い。
勝ち負けにこだわり何事にも優劣の確定を求めようとする好戦的な気質の者も少なくない。
体の各所に優美な「翼」を持つ。他の種族より知能に優れる。
多くのものが学者や聖職者など知的労働で高い地位に就いており、富裕層も少なくない。
容姿も相まって憧れを集めることもある種族だが、他を見下す言動をする者がいるため、同じくらいの嫌悪を向けられている。
寿命の長い種族。中には他種族の平均寿命の2倍以上の時を生きる者もいる。
加齢の特徴が独特で、中高年期と老年期が長く生涯時間の大半を占める。
伝統的な年功序列の役職においては結果的にローグ族が高い地位に就くことが多い。
知識や意思を「引き継ぐ」という事に高い価値を見出す文化を持つ。
大きな目とその色調に特徴がある種族。
ことさら秀でた特質は無いものの、社交的で人心を掴むことに秀でた者が多いと言われている。
だがそうした気質は、一方で「口が立つぶん信用ならない」「変わり者である」と悪く取られてしまうこともしばしばある。
獣のような「耳と尾」を持つ。
身体能力も高いが、感性もまた身体的で、良くも悪くも享楽的。
宴と賑やかさを好み細かいことを気にかけない陽気さは長所でもあるが、深い思慮を好まない短慮さとして現れることもままある。
政治では優位に立てず、他の種族から何かと見下されている。
蝙蝠のような「翼と耳」を持つ。
人型と異なる容姿や能力から、気味悪がられて差別を受ける。
そのため大半の者が裕福とは言えない生活を余儀なくされており、種族的な地位は低い。
気質は押しなべて温厚であり、協調性を重んじる。
しかし同時に、大きな決断が苦手で常に他者を案じて二の足を踏みがちである。
額に「第3の目」を持つ。
独特の覆面や民族衣装のため不気味がられている。
惺教とは異なる独自の信仰に帰依しているため、本土では「異教徒」として迫害されてしまうことも多く、どこか謎めいている。
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