テキストは公式サイトより引用。

2Dメトロイドの歴史

メトロイドシリーズには3D作品も数多くあるが、2D作品に限定した「2Dメトロイドシリーズ」というのが1つのカテゴリーにされている。
メトロイドドレッドは初代メトロイドから続く2Dメトロイドシリーズ5部作の区切りとなるタイトルである。
ここではこれまでの2Dシリーズ作品特徴やストーリーを掲載。

メトロイド

ストーリー

惑星SR388で銀河連邦により発見された未知の浮遊生命体「メトロイド」。
その能力から、悪用を企むスペースパイレーツに奪われてしまう。
「スペースパイレーツ」の計画を止めるべく、銀河連邦は銀河最強のバウンティハンター「サムス・アラン」に作戦を依頼。
スペースパイレーツの本拠地、惑星ゼーベスに単身乗り込んだサムスは、地下要塞およびスペースパイレーツのボスである「マザーブレイン」を破壊することに成功した。

特徴

1986年にファミリーコンピュータディスクシステムで発売。
メトロイドシリーズの特徴としてゲーム中のやり込み度によってエンディングが変化する(サムスがスーツを脱ぐ)仕組みがあるが、1作目からこれは存在した。
1作目である本作は「メトロイドゼロミッション」としてリメイクされた。

メトロイド2 RETURN OF SAMUS

ストーリー

スペースパイレーツによる事件を重く見た銀河連邦は、まだ発見されていないメトロイドの存在を確認するため、惑星SR388へ調査船を派遣した。
しかし船は失踪し、救助に向かった部隊の連絡も途絶えてしまう。
その原因が惑星SR388の地中深くに生息しているメトロイドであるとの結論に達した銀河連邦は、サムスにメトロイドの殲滅指令を下す。
そして徐々に進化していくメトロイドたちとの死闘の末、ついにサムスはメトロイドの女王である「クイーンメトロイド」を撃破し、 メトロイド殲滅の任務を果たすのだった。唯一、サムスの目の前で孵化したばかりの「ベビーメトロイド」を除いて……。
サムスは、刷り込みによって自身を母親と認識しているベビーだけには手をかけることはできず、銀河連邦の宇宙科学アカデミーに連れて帰った。

特徴

1992年にゲームボーイで発売。
惑星SR388には鳥人族の文明がいたるところに残っている。本作をリメイクした「メトロイド サムスリターンズ」では惑星SR388で鳥人族に起きたある秘密が隠し要素としてアンロックされる。

スーパーメトロイド

ストーリー

サムスの攻撃により大打撃を受けたスペースパイレーツの本拠地、惑星ゼーベスは、その一部の生き残りにより再建されつつあった。
そんな中、スペースパイレーツの最高司令官「リドリー」が宇宙科学アカデミーを襲い、宇宙で最後の一匹であるベビーメトロイドを奪い去った。
ベビーメトロイド奪還、そしてスペースパイレーツの野望を砕くため、再び惑星ゼーベスへ向かったサムスは、惑星自体を消滅させ、スペースパイレーツの根絶を果たす。
しかし、その激闘の中で、ベビーメトロイドはサムスを救うためにその命を落としてしまうのだった。

特徴

1994年にスーパーファミコンで発売。
恐らくシリーズで最も有名な作品であり、SFC作品の傑作として上げられることも多い。
開発陣のコメントとして「シリーズの中で最も自由度が高い」ともされ、メトロイドドレッドもこのスーパーメトロイドに近い自由度があるとされている。
「スーパーメトロイド」、そして「メトロイドフュージョン」はタイトルにナンバリングが含まれないが、各タイトルのオープニングデモの中でそれぞれ「METROID3」「METROID4」という表記が。その流れで、メトロイドドレッドの映像では「METROID5」と記載されている。

メトロイドフュージョン

ストーリー

バイオテクノロジー会社「BIOLOGIC 宇宙生物研究所(B.S.L.)」は、惑星SR388の現在の生態系を把握すべく調査隊を派遣。
その警護をサムスに依頼した。
調査は順調に進んだが、その途中サムスは寄生擬態生物「X」に襲われ意識不明の重体となる。
体内に増殖するXにより身体を蝕まれ、サムスの命は絶望視されたが、保管されていたベビーメトロイドの細胞の一部から作り出された ワクチンが唯一の治療法だと判明。
ワクチンの投与により、サムスは九死に一生を得ることと同時に、Xへの耐性を持つ唯一の存在となった。
そしてサムスはフルスペック状態の自身に擬態したX「SA-X」との壮絶な戦いをも制し、ついにXを惑星SR388もろとも完全に消滅させることに成功した。

特徴

2003年にゲームボーイアドバンスで発売。
メトロイドドレッドの直前にあたるエピソード。
武器切り替えや斜め射撃といった操作システムが整理され、ぶらさがりアクションなども追加。アクションの幅が広がった。
倒すことができない追跡者「SA-X」はドレッドの「E.M.M.I」のゲームパートの着想に大きな影響があったとのこと。