FF7用語集

ライフストリーム

FF7の世界となる星の地中にはライフストリームという緑色のエネルギーが充満している。これは死んだ人間の精神エネルギーのようなものであり、神羅カンパニーはこれを魔晄と呼んで魔晄炉により抽出し、電力その他のエネルギーに変換して商業活動へと流用している。しかしライフストリームは有限であるため、魔晄炉がある場所の周辺の土地は枯れていってしまう運命にある。ミッドガル周辺の土地が黒くなっているのはそのため。いたずらにライフストリームから魔晄を取り出す神羅カンパニーのやり方は星の寿命を大きく削っていることとなる。ただしそれにより人々の暮らしが豊かになっているのも確かである。

マテリア

ライフストリームが凝縮されたものがマテリアであり、不思議な力を秘めている。これは装備品に設定されているマテリア穴にはめ込むことで装備者に力を与えるものであり、魔法やアビリティ、召喚獣なども利用できるようになる。ヒュージマテリアという巨大なものはその大きさに見合った強力な力を秘めており、作中で魔晄キャノンの動力などになった。
物語を進めるにあたり、マテリアの入手方法は販売されているものを購入するほか、道に無造作に落ちている場合も。落ちているものは1つしか入手できない貴重なものである場合も多い。
また、マテリアは装備して戦闘を重ねることでどんどんレベルアップしていき、性能が上昇していく。各種マテリアを最高まで育てた上でコスモキャニオンの特定の場所へ行くと、それらと引き換えに、たった1つで各種類(魔法、コマンドなどの分類)の全てのマテリアを使用できる「マスターマテリア」へと変換することも可能。

古代種セトラ

エアリスの母親イファルナが最後の純血種だった、現存する人類とは別の人類がセトラ。エアリスは現人類とセトラとのハーフである。セトラは普通の人類にはない、星と対話しライフストリームをコントロールする力があるとされる。また、白マテリアを使うことで究極の白魔法ホーリーを発動させることができるのもセトラだけであり、エアリスは実際のその血筋を使ってホーリーを発動させた。
セトラは「約束の地」という、幸福に満ちた場所を知っているものとされ、それは魔晄エネルギーを豊富に取り出せる場所だと神羅カンパニーは考えていたため、セトラの最後の生き残りであるエアリスを監視していた。

ジェノバ

2000年前に宇宙から飛来して地上に墜落したという、いわば宇宙人がジェノバと呼ばれる。
これは悪意のある生命体であり、墜落地点(ラストダンジョンともなる北の大空洞)に集まってきた古代種セトラをモンスターに変貌させたりしている。しかしまた同時に古代種によりその場に封印された。
FF7の物語開始時点より30年前に、エアリスの父親となる神羅カンパニーのガスト博士がこの封印されたジェノバを発見し、ジェノバが古代種であると誤認した。この事が後に、ガストと同僚の研究者、宝条とルクレツィアの子供であるセフィロスにも事実を誤認(自らが古代種であると認識してしまう)させることとなった。
ジェノバはバラバラになってもその各部分が意思を持ったように動き、1つに集まる「リユニオン」という性質がある。
ジェノバを古代種だと考えたガスト博士たちはジェノバの力をもって「約束の地」を探そうとした。これをジェノバ・プロジェクトと言う。しかしその過程、ルクレツィアの胎内にいる子供(セフィロス)にジェノバ細胞を移植するという研究の最中ででジェノバが古代種でないことに気付き、ガスト博士は神羅を去った。その後ガスト博士は本当に古代種セトラの末裔であるイファルナと出会うことになるのだが、ジェノバ・プロジェクトは宝条の手によってそのまま続けられた。そして細胞を埋め込まれたセフィロスが高い戦闘能力を持っているという、本来の研究目的とは離れながらも副産物的な結果を得るに至り、「ジェノバ細胞を移植した人間は有能な兵士になる」ということで、宝条博士はジェノバ細胞を埋め込まれた兵士、「ソルジャー」を量産することを決定した。

ニブルヘイム事件

FF7本編開始よりも5年前にクラウドの故郷ニブルヘイムで起きた事件のこと。住民の多くが虐殺され、その中にはクラウドの母親もいた。ティファも被害者だが一命を取りとめ、以降彼女は治療も兼ねてミッドガルへと移住する。クラウドはこの事件の直後にソルジャー手術を施され、そのために精神に異常をきたした。
事件はニブルヘイムを任務で訪れたセフィロスがニブルヘイムにある神羅屋敷において宝条の研究資料を見つけたことから始まる。これを見たことで自分を古代種の末裔だと勘違いし、ジェノバは自分の母親であるとも勘違いしたセフィロス(実際のところ、ジェノバは古代種ではなく、またセフィロスはジェノバ細胞を埋め込まれただけの普通の人間である)は、現在世界に繁栄している古代種でない人類を憎むようになり、ニブルヘイムで虐殺を行う。この際、同じく任務についていたソルジャーのザックスはセフィロスを止めようとするが敗北。しかしその後、神羅一般兵でしかないクラウドがセフィロスに打ち勝ち、ニブルヘイム魔晄炉内でセフィロスは地中深くのライフストリームへと落下していった。
この事件直後、宝条は口封じ、そして実験も兼ねてニブルヘイム事件での生き残りにソルジャー施術と同じことを行い、彼らがセフィロス・コピーとなった。この一連の事件はOVAの「ラストオーダー ファイナルファンタジーVII」 でアニメ化されており、FF7のやや複雑な話を理解するために重要な事柄。

ソルジャー

物語開始時点ではクラウドが自らをそうだと名乗っているもので、高い戦闘能力を持った神羅の兵士のことである。クラス3rd、2nd、最上位の1stが存在し、1stソルジャーは限られた数しか存在しない。とはいえ、ゲーム中では雑魚モンスター扱いで1stソルジャーが後半に登場するため、一応それなりに数はいる模様。
ソルジャーとは具体的には、上述の通り「ジェノバ細胞」を埋め込まれる人体手術を受けた人間のことであり、クラウドもこれを施されている。ただし、それなりに資質が必要であるため、精神に異常をきたす者もいる。クラウドはまさにそのために適正がなく、クラス3rdソルジャーにすらなれず、実のところは1stソルジャーどころか神羅一般兵でしかなかった。ただし、ニブルヘイムでのセフィロスによる虐殺事件の後に、その生き残りに対して適正のあるないに関わらず強引に手術が行われており、そのためにクラウドは精神と記憶に異常をきたした。このニブルヘイムで生き残り、ソルジャー手術を受けた者はソルジャーではなく「セフィロス・コピー」と呼ばれ、クラウドもそれに含まれる。

セフィロス・コピー

宝条はニブルヘイム事件の生き残りに対して、口封じと、一箇所に細胞が集まるというジェノバ細胞のリユニオンの性質を証明するために強引に施術を行っており、それらの人物がセフィロス・コピーと呼ばれる。クラウドもセフィロス・コピーであり、ニブルヘイム事件で生き残ったクラウドの親友のザックスもまたセフィロス・コピーではあるが、ザックスに関してはその時点でソルジャーであってすでにジェノバ細胞を持っているので、特に影響は出ていない。
リユニオンの性質はソルジャーに埋め込まれたジェノバ細胞も同じだが、適正があり、細胞を埋め込まれても問題なくソルジャーになれた人物はその細胞に精神を支配されたりはしない。
だが、クラウドのように、ニブルヘイム事件の生き残りに行われたものはその人物の適正のあるなしに手術を行ったため、精神に異常が出ようともかまわずに細胞を埋め込まれていて、実際にそれらは精神に異常をきたしている。要するに、セフィロス・コピーとはソルジャーになれないはずなのに手術を受けてしまった宝条の人体実験の被害者のこと。
精神が汚染されジェノバ細胞に動かされるように、半ば夢遊病のように動き、さらにその姿自体をセフィロスに変えることもできる。FF7作中では物語序盤から終盤にかけて各地でセフィロスを見かけることとなるが、竜巻の迷宮の奥にある肉体こそが本物のセフィロスであり、彼はニブルヘイム事件でクラウドにライフストリームへ落とされて絶命し体を再構築してからは動いておらず、各地にいたものはジェノバ細胞やセフィロスコピーが擬態したものでしかない。
セフィロス・コピーはセフィロスが生み出したものではなく宝条の手によるものだが、セフィロスの意思により動くために結果的にセフィロスの手駒となってしまった。クラウドも物語中でときおりセフィロスの思うがままに動いてしまい、黒マテリアをセフィロスの手に渡したり、エアリスを手にかけようとしたりとしばしば翻弄される。

メテオとホーリー

作中でセフィロスが発動させた究極の黒魔法がメテオ、エアリスが発動させた究極の白魔法がホーリー。
FFシリーズではおなじみの高等魔法だが、FF7においては扱いの桁が違い、メテオは超巨大な隕石を星に落として星に多大なダメージを与えるもので、ホーリーはそれに対抗できる唯一の手段である。メテオを発動させるためには黒マテリア、ホーリーを発動させるために白マテリアという、特別なマテリアを必要とする。
セフィロスがメテオを発動させたのは、星が破壊されると、それを修復するかのようにそこにライフストリームが集まるという性質を利用しようとしたため。メテオを落として星に作り、そこに集まった星中のライフストリームの力を手にしようとした。

FF7人物集

セフィロス

神羅の研究者である宝条とルクレツィアの子供。本来ただの人間であるのだが、ルクレツィアの胎内にいる時にジェノバ細胞を埋め込まれたことで生後に高い戦闘能力を有するようになり、それがソルジャー開発のきっかけとなった。彼自身も1stのソルジャーであり、長大な刀の正宗を扱うソルジャーの中でも別格の強さを持っていた人物で、クラウドもその強さに憧れていた。元来は悪人というわけではなく、人情もある青年だったが、ニブルヘイムに赴いたときに神羅屋敷で研究資料を見たことで自分を人工的に作られた化け物のような存在であると認識、ニブルヘイムの人間を皆殺しにするという凶行に走る。
しかしこの際にクラウドによりニブルヘイム魔晄炉内のライフストリームの中に落とされることとなり一時絶命。その後ライフストリームの力で復活し、北の大空洞でライフストリームから知識を吸収して、セフィロス・コピーを手駒にし、メテオを発動させて星中のライフストリームの力を手に入れるという自身の計画を遂行しようとした。
最終的にクラウドたちに敗北して消滅したものの、本編終了後のアドベントチルドレンにおいて、カダージュというジェノバ細胞を持った青年たちの集団の力によって再度復活。ここでもクラウドに敗北するが、「思い出にはならない」とクラウドに宣言し、またの復活もあるかのような語りをしている。

宝条

神羅の研究員であり、セフィロスの父親。FF7の物語の元凶とも言える存在。FF7の世界にいるモンスターは宝条の実験が生み出したものも。
いわゆるマッドサイエンティスト的な性質を持っており、自身の研究のためなら犠牲を厭わない。宝条がセフィロスにジェノバ細胞を植え付けさえしなければセフィロスやクラウドたちの運命が狂わなかったかもしれないとも言える。彼自身は自分にFF7本編の終盤においてクラウドたちと戦うこととなり、そこで絶命する。彼の恋人のルクレツィアはヴィンセントが愛していた女性でもあった。
クラウドをセフィロス・コピーの失敗作であるとしながら、結果だけ見れば結局は最も優れたサンプルであったことについて、自分の見る目のなさを怨むような発言をしている。