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用語集

怒り

大型モンスターはある程度ダメージが蓄積すると「怒り状態」へ移行する。多くの場合、怒り移行時には咆哮し、息が荒くなったりする。怒り状態になったモンスターは動作が機敏になり、攻撃力も上昇、さらに普段は取らない行動を取るようになったり、例えば吐き出す火球の数が増えたりと通常よりも行動が強力になったりする。このため怒り時は危険度が格段に増すことになる。怒り状態への移行しやすさはモンスターごとに違ってくる。たとえばMHP2Gの場合だが、ティガレックスは瀕死になるとたった一撃でも攻撃を当てると怒り状態になるため手が付けられない。怒り状態になると防御力が低下するモンスターもいる。ティガレックス、イビルジョー、ジンオウガなど。これら相手の場合、危険ではあるがチャンスでもあるため、隙に攻撃を入れるとリターンも大きい。しかし基本的には怒り時には攻撃よりも防御、回避に回るのが無難ではある。

落し物

特定のモンスターは、特定の条件下でアイテムを落とす場合がある。例えばガーグァはハンターを未発見時に攻撃すると卵を落とす。アイルーは倒すと地面に潜る際にアイテムを落とす。リオレウスは拘束攻撃のフィニッシュ時か獲物を食べる際。地面に光るものが落ちるのでそこを調べるとアイテムを入手できる。

オトモ

ハンターと共にクエストへ出てくれる、お供。猫型モンスターのアイルーや、奇面族と呼ばれる種族がこの役割を担ってくれる。MH4ではアイルーが該当。オトモをクエストに連れていくとオトモの経験値もたまり、レベルが上昇していく。当然オトモにも体力が設定されている。オトモの体力が0になると地面に潜ってしまいいなくなってしまうが、一定時間経過で復活する。復活回数などに制限はないため、つまり不死身と言っても良い。大型モンスターとの戦いにおいて、オトモがいる場合のほとんどで、ハンターを狙うのとオトモを狙うのとを交互に繰り返すため、オトモの有無は戦略に大きくかかわってくる。具体的には、オトモがいるとそちらを狙っている間に回復薬や砥石を使うタイミングが生まれるのでこの点はかなり有利になる。デメリットとしては、タル爆弾などをオトモが使った場合にこちらに当たってしまって妨害されることも多々あるということ。しかし、基本的にはオトモは連れていけば狩りが楽になることは間違いない。

装飾品

スロットの項目でも説明しているが、各武器、防具には0〜3までのいずれかのスロット数が設定されている。これは「装飾品」を装備できる数。
装飾品には何らかのスキルのポイントが設定されていて、武器、防具のスキルポイントにさらに加算されるので、スロットが多いほどスキル発動のための値に達するのが容易になる。
装飾品は武具加工屋で作成できる。武器や防具同様に様々な素材が必要。【1】や【2】といった数字がついていて、これは装着に必要なスロット数。

護石

ハンターが装備できるのは武器、防具の他に「護石」というものが存在する。防御力などは存在しないが、上記の装飾品同様にスキルポイントが設定されている。そしてその数値は+10などというものもあり、装飾品よりも数値は大きい。単独でスキル発動する場合もある。そして護石にもスロットが設定されているため、装飾品を装備できる。

オフラインとオンライン

モンスターハンターシリーズにはオフラインクエスト、オンラインクエストの2種類が存在する。それぞれ、村クエストと集会所クエスト(MHP2G)、村長クエストと集会浴場クエスト(MHP3rd)、村クエストと港クエスト(MH3G)とも呼ぶ。要するに、オフラインクエストとオンラインクエストでは受注する場所が違っており、クエストを受注する場所がその名前になる。複数ユーザーでプレイできる分、オンラインクエストのモンスターはオフラインクエストのモンスターよりも強力になっている。

キークエストと緊急クエスト

モンスターハンターシリーズにおいては、基本的に★1のレベルの難易度のクエストから始まり、それらをクリアすることで★2、★3と上のレベル難易度のクエストに挑んでいけるようになる。具体的には、各レベルのクエストの中の「キークエスト」というものを全てクリアすると「緊急クエスト」というものが現れ、緊急クエストをクリアすると次のレベルのクエストが解放される、という順序になっている。キークエストの数はそれほど多くないため、キークエストだけクリアしていくようにするとさほど時間をかけずにどんどん上のランクへ進める。ただし、伝統としてどのクエストがキークエストなのかはゲーム中に知ることはできない。

切れ味

近距離武器には切れ味が設定されている。最初は武器ごとに設定された最大値の状態から始まるが、攻撃を重ねるほどに徐々に消耗されて徐々に切れ味が悪くなってくる。この切れ味は武器の攻撃力に補正として加算されており、数値化されていないため、同じ攻撃力でも切れ味が良いほどに実際の攻撃力は高い。現在の切れ味は色で示されているが、赤→橙→黄→緑→青→白→紫の順で切れ味が良い。黄の状態は補正がかかっていない武器の攻撃力通りの状態となっており、それより上ならば実際の攻撃力より高い状態となっている。黄より下の橙や赤の場合は、表示されている武器攻撃力よりも低い攻撃力になってしまっていることになる。砥石を使うことで切れ味はその武器の最大値まで回復する。
また、切れ味が良いほど、モンスターの硬い肉質部分に攻撃しても弾かれ難い。より強力な武器ほど切れ味もどんどん増す傾向にある。
武器の切れ味バーが長いほど、その色の状態を長く維持することができ、逆に短い場合、少し攻撃しただけで下の切れ味に落ちてしまう。

ギルドカード

ハンターの名刺となるようなものであり、メニューからいつでも確認、編集できる。オンラインで他のハンターと交換可能となっている。獲得したほかのハンターのギルドカードは「カードリスト」に登録されており、これもいつでも確認可能。ギルドカードには、HR、現在の装備のほか、どの装備で何回クエストを行っている、プレイ時間、最近行ったクエスト、獲得勲章、狩猟したモンスター数、サイズなど実に様々な情報が掲載されている。これを見ればそのハンターの熟練の度合い、スタンスが一目で分かる。ギルドカードの背景はクリアしたクエストの種類で決定される。

緊急回避

大型モンスターと対峙している場合、大型モンスターに対して背を向けてダッシュすると、通常のダッシュとは違う「逃走」アクションが出る。この際、通常のダッシュよりもスタミナの減少が2倍になる。さらに、この逃走中にBボタンを押すと「緊急回避」が出る。思い切りジャンプして倒れこむアクションで、アクション開始直後から着地直後まで完全無敵となっている。大型モンスターと戦っていれば必ず、どうしても攻撃を避けられない場合は出てくるので、その際に効果を発揮する。ただし、起き上がるまでが隙だらけなので多用は禁物。

クエスト

モンスターを狩ったり、アイテムを収集してアイテムボックスに納品したりするという、モンスターハンターシリーズのゲームの中核部分。拠点にあるクエスト受付からクエストを選んで契約金を払うとハンターの上にクエストを受注したことを表すアイコンが表示される。この状態で拠点から出ることでクエストが開始されるという仕組みになっている。クエストには7つの種類がある。

  • 採集クエスト:指定されたアイテムをマップで集め、ベースキャンプにいある納品ボックスに入れるのが目的となる。
  • 討伐クエスト:指定されたモンスターを指定数倒す。大型モンスターを狩るのが狩猟クエストに対し、こちらは小型モンスターが対象となる。
  • 狩猟クエスト:指定された大型モンスターを制限時間内に狩る。最もメインとなるクエスト。
  • 捕獲クエスト:指定された大型モンスターを、弱らせてから捕獲用麻酔玉などを当てることによって捕獲するというクエスト。倒してしまうとクエスト失敗になる分、狩猟クエストより難しいと言える。
  • 特殊クエスト:指定されたモンスターを倒すという、基本的には狩猟クエストと同様のものだが、こちらはストーリーに関係したもの。例えばMH3Gだとラギアクルスやナバルデウスといったモンスターを倒すのが目的のクエストが特殊クエストとなっていた。
  • 闘技大会クエスト:MH3で存在した。通常のマップとは違うコロシアムのような場所で大型モンスターを倒すのが目的のクエスト。

また、モンスターハンターシリーズでは、クエストの難易度ごとに大きく、「下位」「上位」「G級」というように分けられている。小さい区分けではクエストの難易度は★の数で表されている。例えばMH3Gの場合、村クエスト(ソロプレイ)の場合は★1〜★5までが下位、★6〜★9までが上位となっている。港クエスト(マルチプレイ)の場合は★1〜★2までが下位、★3〜★5までが上位、星6〜★8までがG級となっている。

下位、上位、G級ではそれぞれモンスターの強さが別に設定されている。下位とG級では大型モンスターの攻撃力、体力共に比べ物にならないほどの差が生まれる。マルチプレイでしかG級が存在しないことも分かるように、そもそもG級はソロプレイではなく複数人と協力するマルチプレイが前提となっている難易度と言ってもいいため、モンスターは非常に強い。しかしもちろん、ソロでの狩猟も十分に可能とはなっている。

タイトルに「G」が付かない場合、G級は存在しないのが通例となっているため、モンスターハンター4ではおそらくG級は存在しない?

勲章

特定の条件を満たすことで獲得できる、数十種類ある項目のこと。PS3で言うトロフィーと言えば分かりやすい。「〜個のクエストをクリアする」「全大型モンスターのキングサイズを討伐する」などといったものがあり、仮に全ての項目を獲得しようとするならば間違いなく数百時間以上を要することとなる。何を獲得したかはギルドカードで確認できる。

警戒状態/発見状態

中・大型モンスターがハンターを発見すると、まず「!」マークが出現する。この状態が「警戒状態」。この状態だと、ハンターの体力ゲージの横に黄色いモンスターの目のアイコンが出現する。警戒状態だとハンターの様子をうかがう状態となるが、まだ襲ってこない。しかし、ここでそのままその場に居続けたり、武器を出したり、罠を仕掛けたりすると、アイコンが赤い目のものになり、「発見状態」となる。こうなると、モンスターはこちらを敵だとみなし、襲ってくるようになる。アイテムの「けむり玉」を使うとモンスターの目を欺くことができ、罠を仕掛けても発見状態へ移行しない。

交易

MH3Gであった要素。交易とは、定期的に拠点を訪れる、世界各地の特産品を持ってくる交易船を利用して、物々交換をするもの。交易船がどこに寄ってくるかなどを設定することができ、多く設定すると村に戻ってくる期間が長くなる分、多くの特産品を持ってきてくれる。特産品と交換できるのは村の特産品。例えば巨大な化石、小さな曲がり牙など。交換したいアイテムの価値は「レート」で表されており、このレートに達するまで村の特産品を複数弧納め、同じ値まで達すると交換できる。

こやし玉

アイテムの一つ。前方に投げて使用するもので、当たった大型モンスターは現在のエリアから隣のエリアへと移動する。最もメインとなる使い時は、2体のモンスターが同じエリアに同時に存在する場合。こうなるとまともに戦うのは非常に難しく危険極まりないため、どちらかにこやし玉を当てて追い払うのが、討伐の上では前提とも言える。当ててから即座に効果を発揮するとは限らず、時間がかかる場合も。スキルの「こやし玉名人」などを持っていると、即座に効果が発揮されるようになる。

採集

各マップの各エリアには採集ポイントが設定されている。何も無くても採集可能な「採取」、ピッケルで鉱石を削る「採掘」、虫あみで虫を捕まえる「虫あみポイント」、魚のエサを使って魚を釣る「魚釣りポイント」が存在する。それぞれで主に、調合に必要な素材が入手できる。採集ポイントには「固定ポイント」と「ランダムポイント」が存在する。固定ポイントはその名の通り決まった場所に必ず存在する採集ポイントで、入手できるものも固定。そして一度採集するとそのクエスト中は消滅する。ランダムポイントは出現したり消えたりするポイントで、一定時間で消えたり現れたりする。また、ランダムポイントは低確率でレア採集ポイントとして出現する場合があり、普通より貴重なものが入手できる。

山菜ジイさん

各マップのいずれかにいる場合のある人物。MH4でも登場する。話しかけるとアイテムをくれる。もしくは、特定のアイテムを要求し、それと交換してくれる場合もある。話すたび、数回にわたり入手できるので見つけたらとりあえず話しかけよう。

支給品

クエスト中限定でギルドから支給されるアイテム。ベースキャンプ(BC)にある青い支給品BOXに入っていて取り出して使うことができる。地図や応急薬など、支給品専用のアイテムも存在する。クエストごとに支給されるアイテムは変化する。なお、下位ではクエスト開始直後からBOX内に支給品が入っているが、上位やG級の場合、15分経過しないとBOX内に届かない。上位、G級の場合はクエスト開始位置もBCではなくいずれかのエリアにランダムであり、とにかく支給品に最初から頼ることはできない仕様になっている。

状態異常効果

武器には火、水、氷、雷、龍という属性がついているものがあり、それぞれの属性の力を帯びているため、それらに弱いモンスターに効果的となる。これはまだ分かりやすいが、属性ではなく「状態異常効果」がついている武器もある。これには毒、睡眠、麻痺、爆破、減気の5種類が存在する。これらの効果がついている武器で攻撃すると、「100%ではなく確率で」それらの効果が蓄積され、蓄積した値が一定以上に達するとモンスターが毒状態、睡眠状態などになるという仕組み。確率で、なので何回攻撃すれば状態異常になると決まっているわけではない。これらの効果は一度発生するとモンスターがその状態異常に強くなり、次に効果が発生するための値が前よりも上昇してより多くの攻撃を当てる必要が出てくる。

状態変化

特定のアイテムや狩猟笛の効果により、ハンターの能力は変化する。攻撃力アップや耐性上昇から、のけぞらなくなる、咆哮でもひるまなくなるなど、実にさまざまな効果がある。

スロット

武器や防具に設定されており、0〜3までの値がある。お守りを装備できる数を表しており、スロット数多ければ多いほど、スキル発動に必要なスキルポイントを増やすことができるということになる。よりよい装備ほど、スロット数は多くなる傾向にある。

スキル

武器、防具、お守りに設定されているスキルポイントの合計が一定値以上になると、特殊な効果「スキル」が発動する。例えば毒にならなくなる「毒無効」のスキルを発動させるためには「毒」のスキルが+10まで達する必要がある(MH3Gの場合)。大型モンスターとの戦いでは何のスキルを装備しているかが非常に重要になるため、同じスキルが設定されている武器、防具、お守りを装備して必要ポイントまで達するように調整することが必要になってくる。プラスの効果だけでなく、装備品に設定されている値が一定のマイナス値まで達してしまうとマイナス効果も発動してしまうので注意が必要。

スタミナ

体力ゲージの下に表示されているのがスタミナゲージ。特定の行動をすることにより減少するもので、赤くなるまで消費すると走ることができなくなるなどのペナルティがある。時間経過ですぐ回復するものの、大型モンスターとの戦いの中で赤まで減らしてしまうととっさの回避ができなくなるため、ある程度余裕を持たせて行動を考えるべき。スタミナが増減する行動は以下のものがある。

  • Rボタンを押してダッシュすると徐々に減少していく。
  • 回避行動を取ると一気に大きく減少する。
  • 時間経過で最大値が減少する。
  • 携帯食料、生焼け肉を食べると最大値が1段階上昇する。
  • こんがり肉を食べると最大値が2段階上昇する。
  • コゲ肉を食べると最大値が1段階上昇、または減少する。

属性やられ

特定の属性の攻撃を受けると、さらにその属性の「属性やられ」になる場合がある。例えばロアルドロスの水弾を受けると水属性やられ、リオレウスの火球に当たると火属性やられ、ジンオウガの雷弾を受けると雷属性やられ、イビルジョーのブレスに当たると龍属性やられになる。属性やられには「大」と「小」があり、大の方が小よりも効果が大きい。龍属性やられの場合、効果自体は同じだが持続時間が小より大の方が長い。本来は大が発生する攻撃を受けた場合でも、その属性に対して耐性を持つ装備をしている場合、持続時間が短くなったり、極端に強い耐性を持っていれば無効にもできる。具体的には、耐性が0〜9までならば「大」が発生し、10〜19ならば「小」に軽減。20以上ならば無効となる。

  • 火属性やられ:体力が徐々に減少していく。3回回避行動をとるか、水のあるところで回避行動をとるとすぐに解除できる。
  • 水属性やられ:スタミナの回復が遅くなる。
  • 氷属性やられ・ダッシュをはじめ、ランスの突進や双剣の鬼人化などの、スタミナを消費する行動を取った際のスタミナの消費が通常より多くなる。
  • 雷属性やられ:攻撃を受けることによる気絶値の蓄積が回復しにくくなる。つまり短時間で攻撃を続けて受けた場合に気絶しやすくなる。
  • 龍属性やられ:攻撃の属性や状態異常攻撃が無効化される。

剥ぎ取り

体力を0にして倒したモンスターは、その場に倒れて動かなくなる。ここでモンスターに接触した状態でボタンを押すと、ハンターはナイフを取り出し、しとめた獲物から肉体の一部を剥ぎ取る。この行為を剥ぎ取りという。モンスターから剥ぎ取れる回数は、基本的には、小型モンスター1回、大型モンスター3〜4回、大型モンスターの切断部位1回、という感じ。剥ぎ取れるものについては、下位、上位、G級それぞれで違う。いくつかある候補のうちから確率で入手できる仕組みなため、入手確率が低いものは、何度倒しても入手できない場合というのも出てくる。

ハンタータイプ

ハンターの装備には大剣やライトボウガンなど様々なものが存在するが、近接武器を装備すると「剣士タイプ」、遠距離武器を装備すると「ガンナータイプ」という区別がなされる。タイプごとに装備できる防具が違い、剣士タイプの防具は防御力が高いが属性耐性は低く、ガンナータイプの防具は防御力は低いが属性耐性は高い、という特徴がある。モンスターの攻撃に属性が付与されている場合はそれほど多くないため、防御力に劣るガンナーはよりモンスターの攻撃を受けないように気をつける必要がある。G級のモンスターの攻撃を受ければガンナーでは即死もしばしば。

ハンターランク(HR)・ハンターランクポイント(HRP)

ハンターランクとは、ハンターの熟練度の度合いを表したもの。クエストによってはこのハンターランクが一定以上でないと受けられない場合がある。ハンターランクを上げるための条件は作品によって(大別するとナンバリングタイトルとPSPで発売されたPシリーズで)違うが、最新作のMH3Gの場合、まずは港クエスト★7の緊急クエストをクリアする必要があった。これをクリアしないうちはハンターランクは8以上にはならないようになっているが、クリアすると8以上になる。ハンターランクが上がるためにはハンターランクポイント(HRP)が一定以上になることが条件となっている。HRPは採取ツアーのクエスト以外で入手できるようになっていて、どんどん累積されていく。上記の通り、MH3Gの場合は港★7の緊急クエストをクリアしない限りはハンターランクは8以上にはならないが、HRP自体は全てカウントされて溜まっている。クリアすることで制限が解除され、それまでに溜まっているHRPが反映されるため、いきなりハンターランクが一気に上昇するという現象が起きた。

部位と耐久値

大型モンスターの全てと小型モンスターの一部の体は、部位という、いくつかのパーツごとに分けられている。多くの場合は胴体よりも頭を攻撃するとダメージが大きくなり、また部位の耐久値が減っていくとひるんだりダウンしたりする。さらに重ねてその部位を攻撃するとついには損傷、欠損して砕けたり切れたりする。このように部位を破壊した場合、クエストクリア後には「部位破壊報酬」として素材が入手できる。モンスターの弱点部位を知り、その部分を適切な武器で的確に攻撃していくことが、モンスターハンターシリーズの真髄と言える。

部位破壊報酬

上記で説明しているように、モンスターによっては、尻尾や角、翼などの部位に攻撃を連続で加え続けることで破壊することが可能となっている。破壊に成功した場合、クエストクリア時に「部位破壊報酬」として、剥ぎ取りとは別にモンスターの素材が入手できる。部位破壊報酬は、剥ぎ取りと同じく固定ではなく、いくつかある候補のうちから確率で、入手できるものが決定される。入手できるものは剥ぎ取りと被る場合も多いが、部位破壊報酬でしか入手できないものも多い。狙った部位をスムーズに破壊するには、モンスターの動きや性質の研究、戦法の洗練が必要になる。

フリーハント報酬

フリーハント報酬とは、そのクエストの目的になっていない大型モンスターを倒した場合の報酬。
クエスト終了時の決算でフリーハント報酬として入手できる。撃破が目的になっている場合や捕獲した場合とは違うラインナップ&設定された確率でアイテムが入手できる。

ベースキャンプ

各マップでの拠点となるエリアのこと。クエストは基本的にここから開始されるが、上位、G級の場合は初期エリアがランダムに決定される。
また、モンスターにやられて体力が0になった場合、アイルーたちに運ばれてベースキャンプに戻されることになる。
ベースキャンプにはベッド、支給品ボックス、納品ボックスなどがある。ベッドでは休むことで体力を回復することができる。支給品ボックスでは支給品を受け取ることができる。納品ボックスは指定されたアイテムを持っている状態で開けることで自動的にそのアイテムを入れるようになっている。納品ボックスに入れる数が指定数以上になるならば、ボックスを開けた時点でクエストクリアとなる。

肉質と耐久値

部位と合わせて必ず知っておかなければならないのが、「肉質」。これはつまり、その部位がどの攻撃に弱いかということ。こちらの攻撃は切断、打撃、弾の3つの系統と火、水、氷、雷、龍といった5つの属性に分けられており、どの系統、属性がどこに効きやすいのかは細かく分かれている。例えば足に攻撃した場合、切断ではあまり効果がない場合でも打撃でならばよく効く、という場合もある。
また、この肉質の設定は、上記の部位の部分分けとは一致しているわけではない。例えば、ガノトトスは肉質としては、背中と腹それぞれに別の耐久力が設定されているが、部位としては胴という1つの区分でしかない。つまり、背中、腹、どちらを攻撃していっても、耐久値を削っていけば胴体の部位破壊が起こる。
タル爆弾やガンランスの砲撃は固定ダメージを与える攻撃で、肉質の耐久力に威力が左右されない。従って硬い部位を破壊したい場合に有効となる。

耐性

武器によっては毒、麻痺、睡眠、めまい、爆破、減気という状態異常効果が設定されており、攻撃を当てるごとに内部的な値が蓄積し、それが一定値に達するとその効果がモンスターに対して発揮される。耐性とはこれらの効果に対してそのモンスターが持つ強さ、効きにくさのこと。モンスターごとにどれに強いのか、弱いのかは違ってくる。
一番最初にその効果が発揮されるまでの耐性である「初期耐性」と、その効果がどれだけ持続するのかという「持続時間」がある。さらに、全てのモンスター共通で、一度その効果が発揮した場合、2回目以降は1回目よりもその効果が発揮しにくくなるという性質を持つ。回数を重ねるごとにどんどんその傾向が強まるが、1回ごとにどれだけ耐性が上昇するかもモンスターによって違う。
また、上記の毒といったもの以外の、落とし穴、閃光玉、シビレ罠、音爆弾、罠肉といったアイテムにも耐性が存在する。これらが効くのかどうか、さらに効いても効果時間の長短があり、やはりこれもモンスターごとに違う。

タル爆弾

置いて使う、狩猟補助アイテム。属性は肉質に関わらない固定ダメージとなっており、硬い部位に対して効果が高い。タル爆弾小は設置後一定時間で爆発、タル爆弾大は置いてから衝撃を与えると爆発する。特に大型のタル爆弾は威力が非常に高く、当てるとリターンが大きいため、狩猟補助アイテムとして最もメインとなる。モンスターの動きを読んで使用したり、罠を使って動きを止めてから使う。大型のものは起爆に衝撃を与える必要があるのが厄介。石ころやペイントボールなどを投げて起爆するのが無難。近接攻撃を当てての捨て身の起爆も可能。

調合

あるアイテムとあるアイテムを組み合わせることにより新たな別なアイテムを作り出すというもの。いつでもアイテム画面から行うことができる。最もメジャーなものは薬草とアオキノコで作成できる回復薬や回復薬とハチミツで作成できる回復薬グレートなど。これを考慮すると、潜在的にはアイテムの所持限界を超えてアイテムを持てることになる。調合は確実に成功するわけではなく、調合の組み合わせにより成功率が決まっている。さらに、調合書を入手することにより調合の成功率が上昇する。

疲れ

モンスターにも、内部的にはスタミナ値が設定されており、攻撃を繰り返す、部位破壊する、減気攻撃を受ける、などでスタミナが減少することになる。スタミナが0になると疲れ状態となり、よだれを垂らして、明らかに動きが鈍くなる。疲れ状態になったモンスターは、一部の攻撃の後に態勢を崩して隙をさらすようになったりもする。また、罠にかかった時の効果が通常よりも大きくなるため、絶好の攻め時になる。疲れ状態は、一定時間経過や、捕食、拘束攻撃をハンターが食らうなどで解除される。

農場

拠点となる村に設置されている施設。ここでは獲得したアイテムを栽培して増殖させたり、ハチミツ箱からハチミツを入手したり、虫箱から虫を入手したりできる。特に、回復薬グレートを調合で作り出すために必要なハチミツに関しては、序盤から終盤までずっと必要になること間違いなしなので、足しげく通うことになる場所。一度クエストに行って帰ってくると栽培が行われたり、ハチミツが再び入手できたりする。

モンスターの個体差

大型モンスターの能力値は、完全に固定されているわけではない。そのクエストに設定されている範囲の中からランダムで決定される。攻撃力が明らかに高くなっている、低くなっている場合があることは、同じクエストを繰り返して同じ条件で攻撃を受けてみるとわかる。MH3Gの場合、食事スキルの「ネコの弱いの来い!」を発動させると、このランダムで決定される幅を平均以下にするという効果がある。ちなみに、ジエン・モーラン、ナバルデウスなどの超大型モンスターに関してはこのランダム幅は存在せず、一定となっている。

モンスターのサイズ差

モンスターの強さだけでなく、サイズもクエストを行うたびに変化が生じる。大きさには標準より小さい「スモールサイズ」、標準的な大きさの「標準サイズ」、標準より大きい「ビッグサイズ」、標準よりもかなり大きい「キングサイズ」の4種類が存在する。どの大きさがどのカテゴリになるかはモンスターごとに違う。特定の条件を満たすことで獲得できる「勲章」で、全てのモンスターでキングサイズを狩る、などというものも存在する。注意しなければならないのは、クエストによってはスモールやキングは絶対に出現しない場合があるということ。MH3Gの場合だが、スモール、キングサイズは高難易度のクエストでしか現れない上、確率はかなり低い。上の難易度ほど、出現するサイズに幅が出る傾向があり、高難易度だとスモールからキングまで全てのサイズに決定される可能性がある。基本的に、下位ではスモール、キングサイズは出ないと思っていい。なお、大きさが違えば当然攻撃判定も違ってくるので、大きいほどに手強い。

乱入

クエストの依頼書に「狩猟環境不安定」という備考がある場合、狩猟目的となるモンスターとは別の大型モンスターがマップに現れる場合がある。どのモンスターが乱入してくるかはランダムではあるが、決まったモンスターのうちのいずれかが乱入してくる仕組みとなっている。この乱入モンスターはもちろん相手にする必要はないのだが、倒すとフリーハント報酬がもらえる。