画質向上

オリジナルのWii版は10年前の作品となっており、今見ると画質は前世代的なものです。
Switch版「ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD」では、タイトル通りHD画質になっており、Wii版と比べると格段に画質が向上しています。

操作形態

Wii版は「Wiiリモコンプラス&ヌンチャク」という操作形態でした。ヌンチャクに加え、通常のWiiリモコンではなく、モーションセンサー付きのWiiリモコンプラス(あるいはWiiリモコン+Wiiモーションプラス)を新たに購入しないとゲームをプレイできませんでした。
Switch版では別売りのコントローラー等を購入する必要がなく、基本的な付属品でプレイできます。
また、Switch版での操作形態は2つあるため好きな方でプレイできるのも利点です。詳しくは操作方法へ。

まず、テレビ画面にゲームを映してプレイする場合の「Joy-Con2本持ち」での操作。
これは左右の手にJoy-Conを持ち、それを振って剣や盾を振るうもので、オリジナルのWii版に近い操作で直感的にプレイすることができます。

次に、Switchの携帯モード、Nintendo Switch Lite、あるいはProコントローラーでの操作方法。
このモードでは右スティックで剣を振るうことになります。

カメラ操作

カメラ操作

Wii版ではカメラを任意に操作することはできませんでした。そのため主に「注目」操作で強制的にリンクの正面にカメラが向くようになる仕様を利用してカメラを操作する必要がありました。
Switch版の場合は携帯モード(Proコン)だとL+右スティック、Joy-Con2本操作だと右スティック操作でカメラを任意に操作できるようになっています。
オプション画面から「カメラ操作ジャイロ機能」「カメラ回転速度」「カメラ操作上下反転」「カメラ左右反転」といった項目もあり、自由に変更できます。

ゼルダ&ロフトバードのamiiboが使える

オリジナルのWii版では、地上から大空へ戻るためには鳥のモニュメント(セーブポイント)を調べる必要がありました。Switch版ではこの点、amiiboを持っている場合限定ですが、より便利になっています。

ゲームの発売日と同日にゼルダ&ロフトバードのamiiboが発売されますが、Switch版ではこれを使うことにより「地上にいる場合はいつでも大空へ飛び立てる、空で使った場合は地上で使った位置に戻れる」という機能を利用することができます。

シーカーストーン削除

シーカーストーン

Wiiのオリジナル版では、ゲーム中のヒントを教えてくれる「シーカーストーン」という石が特定の場所にありましたが、Switch版では削除されています。
Switch版公式サイトでは「本作ではゴシップストーンのヒント機能はありません」とありますが、これはシーカーストーンのことをゴシップストーンだと誤って記載しています。ゴシップストーンはSwitch版でも変わらず存在します。

オートセーブデータ

オートセーブデータ

Wii版だとセーブファイルの数は3つのみでした。
Switch版でも3つですが、それに加えて「オートセーブ」ファイルが追加されています。
主に、エリアが切り替わった時などにオートセーブは行われます。

セーブファイルを任意に選択

セーブファイルを任意に選択

Wii版だと、セーブする時は必ず、ゲーム開始時に選択したセーブファイルに上書きする形になっていました。
Switch版だと3つあるファイルの中で任意に選択してセーブできるようになっているため、特定のタイミングまで進めたデータを自由に残しておくこともできるようになっています。
また、ゲームクリア後に2周目、辛口モードで始める場合のセーブも任意に3つのうちから選択できます。

初回でもムービースキップ

Wii版だと初めて見るムービーはスキップ不可能になっていましたが、Switch版だとスキップ可能になっています。
ムービー中にA、Bボタン以外のボタンを押すと画面左下に−ボタンの入力指示が出ます。ここで−ボタンを押すことでスキップできます。

会話時に名前表示

会話時に名前表示

Wii版だと会話時に相手の名前が表示されず、相手に注目した状態で十字ボタン下を押してファイを呼び出さないと名前が分かりませんでした。
Switch版の場合は会話時に台詞ウィンドウの上に名前が表示されるようになりました。

素材アイテム入手時演出

素材アイテム入手時演出

素材アイテムや虫は最初に入手した時は必ずズームアップ演出になり、アイテムの説明が出ます。しかしWii版の場合は一度大空に戻るなどして仕切り直すと、以前入手した素材でもまたズームアップ演出になっていたためテンポが少々悪かったと言えます。
Switch版の場合、このズームアップ演出は完全に一番最初に入手した場合のみに限られ、以降は発生しないため少しだけテンポがよくなりました。