2009年に発売された「デモンズソウル」の続編として発売されたのが2011年の「ダークソウル」。そしてその続編として、2014年発売の「ダークソウル2」が発表された。
その名の通りダークな世界観のアクションRPGであり、コアゲーマー向けのゲーム開発に定評のあるフロムソフトウェアの、名実ともに代表作と言える。難易度は非常に高いゲームだが、その完成度の高さや、斬新なオンラインコミュニケーションシステムで人気を博した。初代デモンズソウル発売にあたってはあまり広告が打たれなかったにも関わらずジワジワと評判が広がり、有名になった。それだけゲームの完成度が高いと言える。
純粋にゲームの世界観はあまりゲーム中で語られることがなく、普通にプレイしているだけだとあまり理解はできない。このあたりは新規にプレイする層にとって少し敷居が高く思える部分にも思える。ここでは、前作ダークソウルのいくつかの重要な用語を解説。
ダークソウルの世界の中で、人間がこれになる場合がある。「ダークリング」というものが浮かび上がった人間はこの不死人になる運命であり、その名の通り死ぬことができない。不死人になるといわゆるゾンビのように朽ちた肉体になり、さらに時間が経過するとまともな理性、意識さえ失われて、人を襲う獣のような存在となり果てる。したがって、ダークリングが浮かんで不死人となった人間は「不死院」という牢獄に入れられ、世界の終わりまで閉じ込められうこととなる。ゲーム開始時にカスタマイズ、メイキングするダークソウルの主人公もこの不死人であり、不死院から脱出するのが最初の目的だった。ダークソウル2でも、ゲーム開始時点では呪いがかけられており、これを解除するために各地を巡礼する旅を行うのだという。
ダークソウルの世界はかつて古竜が支配する灰色の世界であり、生も死もない世界だった。しかし「最初の火」が起こったことで世界には様々な二極が生まれた。そしてその火から力を見出した者たちが古竜を打ち倒して、「火の時代」と呼ばれる安定した文明時代が到来する。しかし、ゲーム開始時点ではこの「最初の火」が消えかかってしまっているため、世界がまた朽ちようとしている。それに伴い、上記の不死人を生み出すダークリングが人々の体に現れるようになっている。
いわゆるセーブポイント、回復ポイントとなる拠点のこと。各所に点在しており、これを調べると体力が全快し、オートセーブされる。死亡した場合もここからのスタートとなる。回復アイテムの「エスト瓶」というものの所持数も最大まで補充される。また、死亡して亡者となってしまった場合に「人間性」を消費して生者へと復活すること、人間性を捧げて篝火を成長させ、エスト瓶の最大所持数を増加させることなども可能。ただし、篝火を使用すると倒した敵が復活する。
ゲーム中に死亡すると生者から亡者へと変化する。死亡すると所持しているソウル(命の源)を全てその場に残し、最後に休息した篝火から亡者として復活できる。死亡した位置のソウルは「血痕」となってその場に残り続ける。復活後にその場所までたどり着くと回収することが可能。
亡者のままでさらに死亡すると「亡者深度」が進んで最大HPが減少する。亡者から生者への復活は「人の像」というアイテムが必要となる。
主人公は固有名を持つ人物ではなく、プレイヤー自身が名前も見た目もカスタマイズできる。実に多用な選択肢が存在。「素性」によって能力値は変化するがそれ以外では初期能力値に変化はない。また、敵を倒すことで入手する「ソウル」を消費し、8種類あるステータスを強化できる。自由に能力を伸ばせるためカスタマイズ性は高い。
ゲーム開始時に次のような項目を自分で選択してキャラクターを作成する。顔に関してはかなり詳細な設定が可能。以下は前作のもの。素性は、プレイスタイルの指標となる基本的な職業で、プレイ開始直後のステータスと装備が決定される。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | プレイヤーキャラクターの名称 |
素性 | 戦士 騎士 放浪者 盗人 山賊 狩人 魔術師 呪術師 聖職者 持たざるもの 剣士 野盗 探求者 |
贈り物 | 女神の祝福 黒い火炎壷 人間性の双子 遠眼鏡 ペンダント 万能鍵 小さな生命の指輪 老魔女の指輪 |
体型 | 普通 痩せ型 とても痩せ型 太め とても太め 上半身太り 下半身太り 頭でっかち 頭ちっちゃい |
顔(詳細設定も可能) | 平民顔 五指河の農民顔 アストラの貴族顔 竜学院の書生顔 ソルロンドの聖者顔 カタリナの陽気顔 カリムの陰気顔 ゼナの古顔 大沼の異相 東の異人顔 |
髪型 | 男性:丸坊主 Mスポット ショート オールバック テール 乱れ長髪 センターパート セミロング 巻き毛 おかっぱ 女性:丸坊主 ベリーショート ウェーブ ストレートA ストレートB テールA テールB ツインテール シニヨン 編み込み |
髪と瞳の色 | ブラック ダークブラウン ライトブラウン ダークレッド ダークブルー グレイ ゴールド シルバー ダークパープル レッド |
今回は、ゲーム内で入手できる特定のアイテムを使うことでパラメータの振り直しが可能となった。
ダークソウルのマルチプレイの特徴は、他のユーザーとの、あまり直接的なものでは、緩い繋がり。アイテムを使用してメッセージを残したり、死亡したプレイヤーの血痕を調べてどのようにして死亡するに至ったかを見ることができたり。
PS3をネットワークに接続している場合、他のプレイヤーがうっすらと見える。互いに干渉はしない。
他のプレイヤーが死亡した場所には「血痕」が残る。これを調べると死亡リプレイを見ることができる。
他のプレイヤーが篝火で注ぎ火を行い、エスト瓶の最大数を増やした場合、その篝火で最後に休息したプレイヤーのエスト瓶の残り使用回数が回復する場合がある。
アイテムを捨てる、または大量の人間性を失った場合に、他のプレイヤーの世界に移動する場合がある。
他のプレイヤーが奇跡を使うと、共鳴サインが現れることがある。共鳴サインの近くで奇跡を使うと、奇跡の威力が上昇する。
「橙の助言ろう石」を使用すると地面にメッセージを書いて他の世界に送ったり、他のプレイヤーが書いたメッセージを評価できる。
「誓約」とは、それぞれのプレイヤーが与えられた役割を持つもの。特定のNPCに話しかけることで結ぶことができる。以下は誓約の例。これ以外にも存在する。
青の神々に護られた誓約。この誓約を結ぶと、他のプレイヤーが侵入してきた際、青の神々のしもべの巡礼者「青の守護者」が自動的に救援者として召還され、プレイヤーの手助けをする。
血に飢えた戦士の誓約「血の同胞」。この誓約を結ぶと、他のプレイヤーの元に侵入し倒すことが可能。青の守護者の対になるような制約。
前作に引き続き、今作でも登場する太陽信仰の誓約「太陽の後継」。
一対の鐘を護る誓約。ある特定のエリアに他のプレイヤーが侵入すると、その鐘を守るために自動的にそのプレイヤー世界に侵入し阻止することが目的。
ホストとクライアントが敵対する敵対プレイも可能となる。ホスト、クライアント共に、相手を倒すのが目的。
前作ダークソウルの場合、最大3人での協力プレイが可能だった。召喚されるプレイヤーを「クライアント」、召喚するプレイヤーを「ホスト」と呼ぶ。
クライアントが「白いサインろう石」で召喚サインを書き、ホストがサインを調べるとクライアントを最大2人召喚できる。なお、ホストは生者でないとクライアントを召喚することは不可能。
ホストとクライアントが協力して、エリアの主を倒すことが目的となる。ホストか、1〜2人いるクライアントが死亡した場合もその時点で協力プレイ終了。
召喚されたクライアントは、エリアの主を見事倒すことができれば人間性を入手できる。
クライアントが「ひび割れた赤い瞳のオーブ」を使用することで、自動的に選ばれたホストの世界に侵入し、敵対プレイは開始される。協力プレイではクライアントは生者でも亡者でもかまわないが、敵対プレイでは生者である必要がある。
上記の通り、互いを倒すのが目的となる。
ホストを倒したクライアントは人間性を入手できる。
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