難易度ルナティックについて

最高難易度「ルナティック」はその下の難易度「ハード」とすら比べものにならないほど、難しい。
主に以下の点が難易度上昇の要因になっている。

  • ハードよりも敵の数が多い上に能力値も強化されている
  • 敵の思考ルーチンも賢くなる。命中率が0、ダメージ0の場合は攻撃してこなくなり、より効果的な対象を狙うようになる
  • 味方の成長方式が「固定」になる。固定だと「ランダム」より基本的に成長の伸びが悪くなるので味方が弱くなる
  • 出撃中のセーブが出来ず中断のみ
  • 遭遇戦の発生が限られる
  • 章のボス、あるいは特定の強力な敵がブレイクや特攻を無効化させるスキルを持つ
  • ルナティックで追加された敵は敵専用の強力な兵種スキルを持っている
  • ソラネルの試練の離れで繋戦の試練をプレイしても施設の利用回数が回復しない

敵が強いうえに数まで多いのにも関わらず、こちらは弱いという中で、セーブ/ロード無しでどうにか戦っていかなければならない。
ルナティックにおいては成長させるキャラを厳選し、クラスチェンジも注意しないと、最悪の場合行き詰まる可能性すらある。
ここではルナティックをプレイするにあたっての注意点やコツを解説。

エキスパンション・パスを購入する

有料ダウンロードコンテンツの「エキスパンション・パス」では「神竜の章」のマップをプレイできるようになり、強力な紋章士を加入させられる。
また、紋章士と戦うマップを行う分、キャラの強化も兼ねられる。遭遇戦に制限があるルナティックだとこれも地味に影響が大きい。

そして2023/2/9以降の第2弾ではSPを獲得できる「スキルの書」を入手できる。
これは紋章士が一時失われる10章前のスキル継承で非常に重要になる。
特に、10章前に再移動を習得できるキャラが多くなるのは難易度に大きく関わる。

このようにエキスパンション・パスを購入した場合は様々な理由から助けになるので、こだわりがない場合は購入した方がいい。

再移動を習得させる

紋章士との絆レベルを上げることで習得できる継承可能なスキルのうち、最も有用なのは間違いなくシグルドから継承できる「再移動」のスキル。
これがあると行動の自由度が格段に広がる。習得すると一気に楽になるので、出撃させるキャラ全員に習得させて損はない。

ただし、シグルド含む紋章士の指輪は第10章で失われることに注意。
シグルドはそのあと第17章クリアまでの間不在になるので、第10章前に出来るだけ多くのキャラに習得させておく必要がある。

上記のエキスパンション・パスの解説の通り、エキスパンション・パスを購入した場合はスキルの書を入手できるので多くのキャラに習得させることも可能になる。また、2023/3/8の無料アップデートにより不思議な井戸が利用できるようになり、期待度★3以上ならば高確率で「スキルの書・破」を入手できるので、不思議な井戸は必ず利用しよう。

第10章前に主要メンバー5人以上に習得させておけば以降かなり楽になる。

その他の継承スキル

継承スキルは2枠まで装備できる。
うち1つは再移動で固定として、もう1つのスキルはその時々で付け替えるといい。
絆レベルは鍛錬の間で特別指名鍛錬を行うだけで簡単に上昇させられる。
以下のスキルがお勧め。

スキル 紋章士 SP 説明
デュアルアシスト ルキナ 1000 「連携」タイプのユニットならば基本的にこれでいい。
移動+攻撃射程の範囲にいるだけで35%でチェインアタックが発生する。ウォーリアーやブレイブヒーローにしたユニットに装備させるだけで格段にダメージを与えやすくなる。
天刻の拍動 ベレト 250 「連携」以外のユニットならば基本的にこれでいい。
30%+αの確率で、外れるはずの攻撃が当たる。ハード以下だとそれほど必要ないが、ルナティックだと敵の回避率が高いので、SPが少ない割に非常に役に立つ。
竜呪 カムイ 2000 攻撃した敵の能力値を減少させる。強敵相手にまずこれで弱体化させるとダメージが通りやすくなるので誰か1人でいいので習得させるとここぞという時に役に立つ。
猛進 シグルド 200 フリーズを無効化する。フリーズを持つ敵が多い23章などでは必須。
サイレスガード ミカヤ 200 サイレスを無効化する。これも敵がサイレス持ちがいる場合に魔道書や杖持ちに適宜装備させよう。

食事と筋肉体操は必ず行う

ルナティックだと敵のほとんどがこちらの能力を上回っている。
そのため、能力値の1の差が明暗を分けるくらいギリギリの戦いになる。
少しでも有利になるよう、能力を上昇させることができるソラネルでの食事、筋肉体操は必ず行うようにしよう。

能力アップの薬を使う

道具屋で購入できる能力値アップのアイテム「○○の薬」を毎回使うようにする。
1つ150Gしかしないので負担は少ないが、クリアまで効果はずっと続くので費用対効果は高い。
特に、食事では上昇しないHPを5上昇させる「HPの薬」はどのユニットでも使えば必ず生存率が上がって助けになる。
出撃前に使えるので忘れず使おう。

なおこれは食事効果とは重複しないので注意。より大きく上がった方が適用される。

レギュラーにするキャラについて

ルナティックではキャラを絞って成長させていく必要がある。
キャラはそれぞれ強みがあるが、ルナティックだと初期値が低く成長が弱いキャラはどうしても使いにくい。
レギュラーとして育てて間違いないキャラは以下。ルナティックに限らないが、後半加入のキャラほど初期値が高いので使いやすい。

キャラ 説明
ブシュロン 初期アクスファイターなのでルナティックで主力となるウォーリアーに最も近い。HPと速さが伸びるのが強み
ルイ 最高の守備を持つ。ルナティックでも壁として非常に優秀。攻撃力も高い。グレートナイトにすると移動力もあり使いやすい
クロエ 技、速さがトップクラスに伸びグリフォンナイトにすれば杖も使える。回避アップの紋章刻印装備で、カゲツと並ぶ回避率になり生存力がトップクラスになる
アイビー 順当にクラスチェンジさせリンドブルムにするといいが、速さが低めなのでルナティックだと撃破される危険性が高い。高い魔力を活かし、絆の指輪「オルエンS」を装備させて射程3からサンダーで攻撃するようにすると大活躍できる
カゲツ 技、速さがトップクラスに高い。回避が上がる紋章刻印装備をするとルナティックでもなお攻撃のほとんどを回避する。ルナティックではブレイブヒーローにしチェインアタックと槍も使えるようにするといい
フォガート 力と速さが高い。専用兵種よりもチェインアタック可能なウォーリアーにするといい
パンドロ 初期能力が平均的に高く伸びもいいので癖がなく魔道系として使いやすい。兵種はハイプリーストのままでもいいが、剣を使えるグリフォンナイトにしていかづちの剣を使うのも強い。
セアダス カムイを装備したユニットを再行動させることにより1ターンに2回、竜脈や呪縛を活用できるようになる。その他さまざまな場面で活躍する
モーヴ HPも守備も魔防も高く守りに関してはトップクラスで即戦力になる。ルイと違い魔防も高い。ブレイブヒーローが向いている
ヴェイル 全ての能力が最初から高め。ルナティックではウォーリアーにしてチェインアタック要員にするといい。

兵種の選択・チェインアタックについて

ルナティックでは兵種も適当に行うと苦戦してしまうのでよく考える必要がある。
重要なのはチェインアタックを使える兵種にするということ。
ルナティックだと敵の守備が高すぎて、まともに攻撃してもほとんど攻撃が通らないことが多い。
このため、敵の最大HPの1/10の固定ダメージを与え、しかも常に80%の確率で当たるチェインアタックを駆使することがルナティックにおける最重要戦法となる。

したがって兵種はチェインアタックを行える連携スタイルの上級兵種、つまり「ブレイブヒーロー」や「ウォーリアー」が有用となる。
ウォーリアーの場合は「長弓」を装備させて射程2〜3の位置に置いて、極力チェインアタックを発生させるようにしよう。
ブレイブヒーローの場合はレベル5になると「助太刀」を習得し、HPが減っていない状態だと2連続でチェインアタックを行うようになるので、条件さえ揃えばウォーリアーよりも強力。

さらにルキナから継承できる「デュアルアシスト」があると、移動距離+攻撃射程の範囲でチェインアタックが発生する。連携スタイルのキャラが近くにいるだけで発生するようになり、思った以上のダメージを与えてくれる。デュアルアシストでもブレイブヒーローの助太刀は発生する。

ウォーリアーとブレイブヒーロー、どちらか一方だけにしてはバランスが悪いので、半々ほどの割合にするといい。

紋章刻印について

錬成屋では武器に紋章士の力を刻印することができる。
ルナティックではどの武器にどの力を刻印しどう使うかは死活問題になる。

回避が大幅に上がるルキナの紋章などは回避率の高いクロエやカゲツ、あるいはシーフのユナカやゼルコバに装備させるといい。
こうすると囮となるキャラが必要な場合などに攻撃を引きつけて、かつ生存することができるユニットを生み出せる。

必殺率が上がる刻印は、ただでさえ必殺率の高い「キラーボウ」や「キラーランス」に刻印すると50〜70%もの確率で必殺が出るようになるので、ルナティックでも敵を一撃で倒しやすくなる。

カムイを最大限活用する

本作の紋章士の中で最も強力な紋章士は間違いなくカムイ。
敵が強いうえに数まで多いルナティックにおいては「竜脈<炎>」を使って敵の動きを封じつつターンダメージを与えることが極めて有効な戦法になる。

攻撃時には「竜呪」で能力値をダウンさせ、さらに、エンゲージした場合に効果を発揮する「呪縛」は攻撃した対象とその上下左右の周辺の敵の動きを封じ込めることができる。
エンゲージ技「竜穿砲」を敵がまとまっているところに使うとまとめて5体以上の敵の動きを止めることもできる。

さらにはカムイと同じく15章で仲間になるセアダスがいると1ターンで2回、竜脈や呪縛を使うことができることになるので、強力な敵が複数いたとしても切り抜けられる。再行動効果のあるベレトのエンゲージ技でも同様のことが可能。

特に第17章以降では難易度がますます上がっていき、カムイを活用しないとクリアすら困難になっていくので、カムイの力は最大限活用しよう。
<炎>以外の竜脈も状況次第で有用。主人公の兵種が「神竜ノ王」であるなら戦闘スタイルが「竜族」で全ての竜脈が使えるので、カムイは主人公と組にして使うのが一番使いやすい。

紋章氣を利用する

マップのマス上にある紋章氣の上に待機するとエンゲージカウントが最大まで回復してエンゲージ可能になる。
ノーマル、ハードだとさほど頼らなくても問題なかったが、ルナティックの場合はエンゲージしないと生存できなくなる場合が格段に増えるので、紋章氣の活用も視野に入れたうえで行動を決定していこう。

状態異常の杖を使う

「フリーズ」や「サイレス」の杖を杖使いに持たせておくとここぞという場合に役に立つ。
特にフリーズは強力な敵の動きを止めることができるので、カムイの呪縛と同じで敵フェイズでの危険性を減らすことができる。
貴重なので乱用はせず、使わないと死者が出る場合などに使っていこう。

絆の指輪にも頼る

紋章士の指輪だけでなく、紋章士の間で作り出せる「絆の指輪」にも頼るようにする。
特に紋章士の指輪が少なく、全員分がないうちは必ず装備させて出撃させよう。
絆の指輪のSランクのものにはスキルが付与されているものがあり、中にはかなり強力なものもある。

特にダイムサンダは射程3のサンダーが2回攻撃になるというもので、魔力が高いシトリニカやアイビーに装備させると非常に強力で、これがあるだけでルナティックでの難易度が格段に下がる。可能な限り早く手に入れたいところ。

指輪 紋章士 ランクSのスキル
効果
オルエン リーフ ダイムサンダ
サンダーが2連続になる
クロード ベレト 風神
自分のHPが最大値の時弓の射程+1