ストーリー

プロローグ

ヴァンクール大陸──
そこは何もかもが砂に埋もれ消えていく、滅びの世界。
西から迫る砂漠化による影響で残り少なくなった緑の地。
それらを巡って大陸は激しい戦争の渦に飲み込まれていた。

大陸の東に位置するアリステルと西の大国グランオルグが開戦してからすでに50年近くが経過していた。
いつ終わるとも知れぬ一進一退の激しい攻防が繰り広げられていたが、徐々に戦況はアリステルにとって厳しい方向に傾いていった。

そのさなか、グランオルグ内を探っていたアリステル情報部の密偵が帰還できないという事態が発生した。
その密偵はグランオルグ領の機密情報を握っており、それがあれば不利な情報を変えられるかもしれなかった。
そこで情報部一の凄腕であるストックが任務を命じられることとなった。

ストックは情報部をまとめるハイスから密偵を救出しアリステルまで護衛する任務を受けた。
グランオルグ軍は密偵を捕らえるべく追手を差し向けているにもかかわらず、情報部と対立する軍部からの増援は一切期待できない。

任務としては非常に厳しい状況である。
ストックは今回の任務のためにつけられた部下、レイニーとマルコと共に出現した。

無事に密偵を救出しアリステルへの帰路の途中、ストックたちはグランオルグ軍に囲まれ絶体絶命のピンチに陥る。

そこで深手を負ったストックは、生死の境をさまようことに。
任務も失敗かと思われたが?

次に目を覚ましたストックが見たものは、時間と空間がねじれた不思議な世界「ヒストリア」。

そこでストックは謎の双子から、自分が時空を移動できる能力を手に入れたことを知らされる。

さらに双子は、世界がストックの力を必要としていると告げるのであった…。