ペーパーマリオの歴史

ペーパーマリオシリーズは、2000年にニンテンドー64で発売された「マリオストーリー」が起源となるマリオシリーズです。
マリオストーリーはスーパーファミコンの「スーパーマリオRPG」の続編なので、それも含めて特徴の掲載。

スーパーマリオRPG

1996年3月9日にスーパーファミコンで発売。ジャンルはアクションRPG。
任天堂とスクウェアが共同開発したRPG。スーパーファミコンの名作RPGを選ぶならば間違いなく名が挙がるであろう作品。日本だけで150万本近くの売り上げを記録した。
フィールドではアクションを駆使して進むマリオらしいものだが、敵シンボルに接触すると戦闘画面に切り替わる、シンボルエンカウント方式。
フィールドでも戦闘でも画面はクォータービューによる見下ろし。物語が進むにつれて強力な装備が入手でき、戦闘は基本的にはコマンド式のオーソドックスなRPGのものだが、キャラクターのアクションに合わせてボタンを押すことでダメージが増えるという、「アクションコマンド」要素が特徴。
隠しボスはFFシリーズのキャラクターデザインで有名な野村哲也氏がデザインしたものであり、戦闘ではFF4のボスの曲が使われていた。

マリオストーリー

2000年8月11日にニンテンドー64で発売。ジャンルはアクションRPG。
ペーパーマリオシリーズの1作目に数えられるものの、まだペーパーマリオというタイトルではなかった。しかし絵本のような世界観がこの頃からすでに大きな特徴の一つとなっている。
開発はインテリジェンスシステムズ、販売が任天堂となっている。開発初期では「スーパーマリオRPG2」の名称だった。
キャラクターが紙のようにペラペラなのはこの頃からだが、この頃はそれ自体に特に意味はなかったらしい。
シンボルエンカウントなのはスーパーマリオRPGと同じ。しかしカメラは横から見た視点で一貫しており、2Dアクションゲームのマリオに近くなっている。
装備のようなものは存在せず、マリオの攻撃は「ハンマー」か「ジャンプ」のどちらかを行うという、シンプルなものになっているが、「バッジ」を装備することで様々な特殊効果を発揮する。また、スーパーマリオRPGであったアクションコマンドも存在し、成功させればより大きな効果を発揮する。

ペーパーマリオRPG

2004年7月22日にゲームキューブで発売。ジャンルはアクションRPG。
初めてペーパーマリオの名を冠した作品で、こちらは開発初期は「マリオストーリー2」だった。
シンボルエンカウントであること、アクションコマンドの存在など基本システムはマリオストーリーに近く、HP、FP、BPというパラメータも同様。バッジを装備すると特殊能力を身につけられるのもマリオストーリーと同様の特徴となっている。
本作の特徴は戦闘時の「劇場システム」。戦闘は劇場で行われているという設定であり、マリオたちの行動によって劇場の観客の好感度が変化。これにより観客がマリオに好意的な行動、悪意のある行動をとるようになる変化が起きる。

スーパーペーパーマリオ

2007年4月19日にWiiで発売。ジャンルはアクションアドベンチャーとなった。
RPGではなくなったためゲーム性に大きな変化が。シンボルエンカウントで戦闘に切り替わってのターン性ではなくなり、敵を倒しつつステージを進み、最後に出現するボスを倒すというもので、マリオシリーズ本来のものに近くなっている。
紙のようにペラペラな世界を活かしたシステムが「次元ワザ」。これは、発動している間のみ、ペラペラな世界が3Dの立体空間になり、隠された道などを発見できるというもの。