用語集

ネタバレを含むので2の前に前作をプレイするつもりの場合などは注意です。

リーゼ・マクシア

2000年前に精霊マクスウェルによって作られた、断界殻(シェル)という壁に囲まれた閉じた世界。
霊力野(ゲート)を介してマナとのやりとりを行い、精霊術を使うことができ、リーゼ・マクシアの人間はみな精霊術を使える。
リーゼ・マクシアの人間にとってそれは当たり前だが、外の世界、エレンピオスの人間からすれば魔法のようなもの。
エレンピオスが滅ぶまで待とうとマクスウェルは世界を維持し続けていたが、前作主人公、ミラとジュードらにより断界殻は破壊され、2000年の間隔絶されていたリーゼ・マクシアとエレンピオスは繋がった。

エレンピオス

リーゼ・マクシアの断界殻の外側に広がっている世界。おそらく本来は非常に広い世界のはずだが、リーゼ・マクシアがメインの冒険の舞台となる前作ではトリグラフという都市のほか、少しのエリアしか登場していない。
エレンピオスでは黒匣(ジン)と呼ばれる人工機械がある。これは霊力野(ゲート)からマナを放出せずに精霊の力を発揮できる兵器だが、使用するたびに精霊を殺すという欠陥がある。前作の主人公のミラはこれを悪とし、当初は黒匣の破壊を使命として行動していた。エレンピオスは黒匣の使用のために荒廃しつつあり、緑などの自然に乏しい。
しかし兵器としてだけではなく生活のいたるところに黒匣は使用されており、エレンピオスの人間にとってはなくてはならないもの。

断界殻(シェル)

リーゼ・マクシアを覆っている壁。マクスウェルにより2000年前に作られ、外界とリーゼ・マクシアは隔絶された。そもそもマクスウェルが作ろうとしたのは黒匣の登場により、精霊が殺されていくのを危惧したため。
マクスウェルが死ぬと消滅する。前作から20年前に、部分的にだが破壊されており、その際の事故で前作の登場人物アルヴィンはエレンピオスからリーゼ・マクシアへと来ることになってしまった。またこの際にリーゼ・マクシアに迷い込んだエレンピオス人が結成したのが、マクスウェルの命を狙うのが目的の「アレクノア」という組織で、アルヴィンもこの組織に属する。アレクノアは、マクスウェルを殺害して断界層を破壊し、故郷のエレンピオスに帰るために行動していた。

霊力野(ゲート)

脳の器官の一部で、人間に限らず生物に存在。ここからマナという万物の根源エネルギーを発して精霊に与えることで精霊の力を借りることができる。リーゼ・マクシアの人間は長らく精霊術を利用してきたが、エレンピオスの人間は霊力野が退化しているので精霊術を使えないという設定。

黒匣(ジン)

上記の通り、霊力野が退化していて精霊術を使えないエレンピオス人がその代わりとして使っている人工的な装置。兵器のほか、医療器具などにも使われているが、使用すると精霊が死んでしまうので、黒匣に頼ったエレンピオスの世界は緩やかに荒廃していくことになる。それもあり、リーゼ・マクシアからマナを抽出して利用するという非人道的な「異界炉計画」なども立案されることになった。
黒匣の使用による精霊を死を恐れたマクスウェルはリーゼ・マクシアを作り、前作のラスボスのガイアスは黒匣を絶滅させるために行動するなど、エクシリアの世界の問題の核心にあるもの。
前作では完全な問題解決には至っていないが、源黒匣(オリジン)という、精霊を殺さずに精霊の力を発揮できるものが発明され、希望が見えつつあった。

マクスウェル

リーゼ・マクシアを作った精霊の主。黒匣という精霊を殺す人工物が生まれたために隔絶した世界のリーゼ・マクシアを作って、クルスニクら一部の人間を率いて住ませ、黒匣を使うエレンピオスが精霊を全て失って滅びるまで待とうとしていた。
前作の主人公のミラは自分がマクスウェルであると思っていたが、実はミラはマクスウェルにより作られ、そう思い込ませられていただけであり、マクスウェルの命を狙うアレクノアの囮としての役割でしかなかった。ジュード達はマクスウェルの考えに反発し戦い、マクスウェルは敗北する。そして最後は「人間たちに任せる」ことにし、マクスウェル自らが断界層を消し、マクスウェル自身も消滅、そして、ミラが新しいマクスウェルとなった。

TOX2から新たに出てきた用語

エージェント

クランスピア社の各分野におけるエキスパート社員。
エレンピオスの若者にとっては憧れの職業。

GHS

黒匣を利用した遠隔通話装置。いわゆる携帯電話のようなもの。
離れた場所から様々なデータのやりとりができる。近年急速に普及している。

カナンの地

たどりつけば、なんでも願いが叶うとされる伝説の場所。
古文書では魂の循環を司る精霊が棲んでいるとされ、賢者クルスニクがたどりつく場所とされている。

分史世界

正史世界から様々な要因で枝分かれした、可能性の世界=パラレルワールド。大精霊クロノスの陰謀によって生み出されている。分史世界が増え続けると、正史世界から魂のエネルギーが奪われてしまうが、時歪の因子(タイムファクター)というコアを破壊すれば消滅させることができる。

時歪の因子

分史世界の核となっている物体。破壊すると、その分史世界は消滅する。

骸殻

クルスニク一族に伝わる変身能力。特別な時計を鍵として発動する。
骸殻を発動させた者のみが分史世界に侵入し、時歪の因子を破壊することができる。

大精霊クロノス

マクスウェル、オリジンと並ぶ原初の三霊の一人。カナンの地の番人であると伝えられている。