ノート

名称 項目出現 説明
OD(オーバーダイブ) 初期 他者の意識に潜り、その人物を一時的に乗っ取ること。能力者はODユニットをデバイスとし、過去の対象の意識を奪う。すなわち過去の世界へのタイムワープを可能とする。確認されている限りでは、アヤ・ブレアが唯一の能力者。オーバーダイブ時のアヤの肉体が、深海潜水に似たバイタルサインを示すことからオーバーダイブと名付けられた。
ODユニット(オーバーダイブユニット) アヤの能力を解放、増幅、あるいは制御するための装置。ODユニット戦術技術班(ハイドを主幹研究員として編成)により、開発コードネーム「AYA」は進行。2012年冬に完成した。
Dr.ブランクは究極のRTK測位システム(OD対象を正確に捕捉するための機器)開発を担当した。
アヤとツイステッドの関係 ODユニットの完成と、アヤ・ブレアというタイムトラベラーの誕生は、それを知り得たごく僅かな物理学者に衝撃を与えたが、同時期、ツイステッドの人間への寄生能力がオーバーダイブと似たメカニズムを持つと判り、政府の関心はタイムワープよりもアヤ・ブレアそのものに移行。FBI、CIAのみならず、多くの国外機関がアヤの細胞サンプルを入手し、解析にあたった。
ODキル 本来、OD対象は人間に限定される。異なる生物へのODはアヤの意識体を拡散させ、最悪の場合は消滅、死に至る可能性がある。ODキルは、ツイステッドにODし、内部より粉砕する一撃必殺の技と言えるが、同時にアヤが担う危険度は大変高い。
リバレーション アヤの能力の制御を解除することで、爆発的な力を発現させること。能力の無限解放状態であり、暴走とも言える。ごく短時間であっても、アヤの肉体と意識の両方に相当の負荷がかかる。
クロスファイア 数名の他者(人間)をバリケードなどの障害物に配置した上で、戦機を逃さず、敵に一斉に集中砲火を浴びせる技。発動には、クロスファイアゲージが満たされる必要がある。兵士はアヤのOEによって一時的に意識統一し統制の動きを見せる。
オーバーエナジー アヤが持つ特殊能力を総じてオーバーエナジー(OE)と呼ぶ。アヤは、他者(人間)やツイステッドにODすることによって、自身の能力を変容させるOEチップを奪取できる。このチップをDNAボードにセットすることによって、さまざまな特殊能力が発現可能となる。
OEチップ アヤ・ブレアが他者やツイステッドにODした時点で獲得するDNAの破片。複数OEで構成されることが多い。アヤの能力は成長過程にあり、自らの進化のために必要な遺伝子情報を選択して捕らえると考えられる。OEチップは最大30個まで所有が可能である。
ケーストレーニング CTIのOD捜査班が管理する端末内におさめられている過去の事件記録。アヤ以外にも、兵士達の広範囲な記録を分析選別し、CTIの訓練システム上に過去に起きた戦局を忠実に再現する。これにより、アヤは以前の戦況に再び身を投じ、実戦に限りなく近い鍛錬を積むことができる。
バトルシミュレータ CTIのガンスミスであったオーガス・ヴァッセルの遺志によって開発されたバトルシミュレーションプログラム。CTI開発におけるテスト模擬体、およびスラッカーと化したヴァッセルとの戦闘で、能力向上をはかる。ツイステッドの蘇生能力遺伝子を導入されているヴァッセルは、粉砕しても、後に肉体を得て復活。死ぬことができぬヴァッセル、肉体の調達方法、ツイステッド捕獲の事実、多くの面からバトルシミュレータの存在は隠蔽されている。CTI内部でもごく一部の者しか入室できない。
クレイ教官のバトル指南書1 ある軍事学者が言ったように、「防御は攻撃よりも強い形態」だ。むやみに突進していくだけでは勝利は掴めない。敵の攻撃に耐える間に、地形やバリケードを利用した部隊配備を行い、戦機をとらえて攻撃に転移することが重要だ。
クレイ教官のバトル指南書2 カバーポジションとはすなわち、自らを壁やバリケードなどの遮蔽物に隠蔽し、安全に戦闘行動を遂行することだ。カバーポジション時には、敵の特質を見定め、攻防を選択しろ。
クレイ教官のバトル指南書3 カバーポジション時、攻撃を決めたら、ショットあるいはグレネードで倒せ、ロックオンで立ち上がって射撃姿勢、即時射撃が可能だ。ロックオン解除で、再びカバーポジションに戻れる。グレネードはカバーポジションのまま投げられるぞ。リロードなど隙が生まれてしまう行動はできるだけカバーポジション時に行え。地形や障害物の掌握と有効活用が重要だ。
クレイ教官のバトル指南書4 カバーポジション時、防御に徹する場合は敵に対して位置的な優位を確保することが重要だ。ODによって適時適所に兵士を配置させることで、攻撃に転換した時、多大な機動力と打撃力を得られる。壁やバリケードを背にして低姿勢を保って移動すれば、危険を半減できるぞ。
クレイ教官のバトル指南書5 攻撃をかわすには迅速な緊急回避が絶対だ。装備や状況に応じた動きで回避するよう身体に叩き込んだはずだ。
クレイ教官のバトル指南書6 ど素人は無謀と勇気をはきちがえる。突撃ばかりが攻撃ではないぞ。迂回、包囲、突破など、攻撃の機動方式を戦術によって変化させねばならない。たしかにおまえのODの能力は突出した能力だ。だが、基本的なことを忘れちまうと、あっという間におっ死んじまうからな。
クレイ教官のバトル指南書7 通常、ロックオンは射程圏内の至近の敵を標的にするが、もちろん、ターゲットを変えることも可能だ。戦況に応じて、片づけるべき敵から潰していけ。
クレイ教官のバトル指南書8 ショット、すなわち射撃について教える。ハンドガン装備時、基本の射撃方法はロックオン+ショットだ。敵に銃口を向けると、ターゲットマーカーが現れる。この状態で引き金を引けばいい。銃弾は、戦場で獲得できる。充填はリロードだ。スナイパーライフルやグレネードランチャー装備時はまず狙撃体制をとり、射線を定めるんだ。的のなかに確実に敵を捉えなければ、仕留められんぞ。グレネードのような敵にぶん投げて破砕するような武器は、期待する落下点を瞬時に見定めて投げろ。
クレイ教官のバトル指南書9 獲得した武器はカスタマイズすることで、より強力になる。武器のカスタマイズはウェポンバンクで行え。CTIのガンスミスは優秀だが、未知のとんでもねえツイステッドがわんさかいやがる。対抗するには、おまえ自身を改造して、自分にもっとも適した武器を生み出さなきゃならねえぞ。
クレイ教官のバトル指南書10 戦場でODターゲットとなる対象は大きく分けて3つだ。まず、ごく普通の民間人。戦闘力は低いが、彼ら市民の命を救うことで捜査実績の達成につながることもある。おれたちが一般兵と呼んでいる部隊は、主に新兵、二等兵クラスの軍人のことだ。こいつらもさほど戦力にはならないが、ぺーぺーだからこそ、グレードの高い武器を携行している場合がある。それから最後に、精鋭の兵士たち。こいつらエリート兵士どもは役には立つが、基本、使い慣れたアサルトライフルぐらいしか持っていやがらねえ。CTIの視覚映像システムが、おまえの捕捉直後、対象の兵士とタイプを伝える。エリート兵は氏名の脇に鷹の階級章が現れる。武器情報はODすることによって獲得、ウェポンバンクで使用可能となる。一部の試作兵器などは、ウェポンバンクには登録できない。戦場で武器を識別するのは難しい。未獲得の武器を持つターゲットは、ブランクがつくったシステムが、氏名をオレンジ色で表示することで教えてくれるぞ。
Dr.ブランクのOE講座1 30億程のDNA塩基体のうち、およそ6万個がアヤの特異能力に関わる遺伝情報を持っていると考えられているんだ。これらの遺伝子と、ツイステッドや他者(人間)から得た遺伝子とを結合あるいは組み替えることで人工進化を期するのがOEセッティング。この技術システムは遺伝学者のユーリー・カザコフが確立したんだ。アヤのOEは、アヤ自身がOEチップをセッティングすることで発現される特殊能力の形態が変わるよ。敵の特長や戦況を見極めて、戦いに有利な能力を発動できるようにしてね。
Dr.ブランクのOE講座2 DNAボード上で同種のOEチップを合成すると、OEの能力解放(レベル)を高められる。これまでの研究で、OEのレベルが上がると、威力や効果時間、発動確率が向上することがわかっているんだ。OEは最高でLV25までレベルアップできる。あと、別種のOEチップを合成すると、未知のチップが生まれるかもね。
Dr.ブランクのOE講座3 パッシブOEって言っても、効果はさまざまなんだ。たとえば、「エナジーディフェンス」は常時発動されるOEえアヤの防御力を向上させる。「バリア」は一定の確率で発現される能力で、文字通りアヤの肉体をバリアが覆って、敵の攻撃を無効化しちゃう。「プリレイズ」は蘇生能力だね。一度っきりの効果だから、復活に頼ってムチャしないでね。「パワーサージ」は敵を撃破した時やODキルした時、一定時間だけ攻撃力を高める能力だね。「クリティカルショット」はハンドガン装備中に生じる能力で、低確率だけどエナジーショットを発射できるよ。「オッズアップ」はOEチップの獲得率を高めたり、チップを上質化してくれる。こいいつは常時発動される能力だよ。合成時のアイコン:青
Dr.ブランクのOE講座4 リバレーションOEにもいくつか種類があって、それぞれ効果が異なるんだ。「エナジーショット」はリバレーション時にエナジーショットの威力を強化するOEだね。「リジェネレーション」はリバレーション時にアヤのライフを回復してくれる。「インフェルノ」はできれば使ってほしくない能力だよ。アヤの生命力のすべてを爆裂させて、一撃必殺で周囲の敵を撃滅できる。でもどんなに追い詰められても、命を犠牲にしておらいたくないな。合成時のアイコン:紫
Dr.ブランクのOE講座5 クロスファイアしたOEは今見つかっている限りでは3つだね。「ブーストファイア」はクロスファイアの攻撃力を増強させるよ。「クロスヒーリング」は確率発動のOEだね。クロスファイアに加わった兵士たちのダメージを回復してくれるんだ。「ラピッドリンク」はクロスファイアゲージの充填化を速めてくれる。合成時のアイコン:緑
Dr.ブランクのOE講座6 OD強化OEは、OD時に発現されるOEで、アヤの防護性を高めるものが多いよ。「ヒーリング」は、ODした後、アヤのライフを回復させてくれる。「アンチボディ」は、OD後、一定時間だけ防御力を強化する。「リストック」は、OD後、わずかだけど弾薬を補給してくれる。「インパクトウェーブ」は、OD時にアヤの生命エネルギーを放出して、敵を衝撃波で吹き飛ばす。ODキル時、機動力と打撃力を上げるOEが存在するんだ。それが、ODキルOEだよ。「キルブースト」はODキルの破壊力をより圧倒的領域まで高める。「ヘイスト」は、ODキル後、周囲の時間の流れを鈍重化してしまう特殊能力。アヤ以外の生物はみんな、亀みたいにのろくなっちゃうけど、時間制限があるから気をつけてね。「キルブースト」以外はぜんぶ、確率発動のOEなんだ。発動率を上げたかったら、OEのレベルを上げなきゃね。合成時のアイコン、OD強化OEはオレンジ、ODキル強化OEは黄
Dr.ブランクのOE講座7 そもそもOEの合成は、アヤのOD能力を研究する過程で発見、開発されたシステムだから、まだ確立化されてないんだ。だから、能力を劣化させてしまう有害なOEも未発見なものが多い。合成していくなかで見つけていくしかないんだよね。今わかっているものだけでも、教えておくよ。「スロウ」はアヤの動きを鈍くしちゃう。ふだんは回避できる攻撃も、このOEに侵されると逃げ切れなくなっちゃうかも。気をつけて。「スロウリチャージ」は弾薬のリロード速度を落とす劣性OEだね。「エスケープダウン」に侵されると、緊急回避の回数が低下しちゃうよ。「オッズダウン」はOEチップの獲得率を下げる。「イルネス」はライフの回復速度を落とし、「ディジーズ」はリバレーションゲージの充填を鈍くしてしまうんだ。合成時の表示アイコン:赤
Dr.ブランクのOE講座8 OEチップをセットするボードをDNAボードと呼んでいるんだ。ボードは狭いよ。新たなDNAボードを入手できれば拡張も可能かもね。合成に不要なチップをストック(破棄)して一定量貯めると、別のOEチップが貰えるよ。
Dr.ブランクのOE講座9 獲得したOEチップをDNAボードに配置すればセッティング完了。DNAボードはエクイップメント(装備)してね。遺伝子を「装備」するなんて変だけど、アヤにとってOEは、強大な敵を迎え撃つための最大の武器だからね。
Dr.ブランクのOE講座10 たとえば合成されたOEチップがすごい特殊能力を秘めていても、アヤ自身の成長が十分でないとOEのレベルは制限されてしまうんだ。OEのレベルを上げるためにも、鍛錬を怠らないようにね。
Dr,ブランクのOE講座11 DNAボード上で同種のOEが並ぶと、OEリンクという現象が起きる。リンクしたOEチップは個別のレベルが低くても、お互いが機能して、その合計能力まで高められるよ。アヤの成長に応じて高レベルのOEチップが生まれるから、とにかく合成を繰り返すことが大事。合成で新種のOEが発見されることもあるしね。